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『メリー・ポピンズ リターンズ』あのディズニーの名作が55年ぶりに帰って来た

1月23日(水)、品川にて、『メリー・ポピンズ リターンズ』のジャパンプレミアが行われ、初来日した主演のエミリー・ブラントが登壇した。

本作は、1964年に公開されたディズニーの名作『メリー・ポピンズ』の55年ぶりに戻ってくる。しかもこれはリメイクではなく、20年後の世界を描いているというのが嬉しい。筆者は1964年の『メリー・ポピンズ』を生涯のマイ・ベストテンの中の1本に選出するほど大好きなのだが、まさかこの名作の新作を取材する機会に恵まれるとは。歌もアニメーションも健在で、しかも大好きなエミリー・ブラントが主演でしかも初来日。もう取材前から胸のワクワクが止まらない。予告編を見る感じ、メリー・ポピンズの上から目線な態度は相変わらずのようでホッとさせられるし、あの陽気なディック=ヴァン・ダイクも出演しているとのことでファンにはたまらない作品になっていることは間違いない。

イベントでは、ロンドンの街並みを模したステージに、まずはメリー・ポピンズの格好をした平原綾香が登場。日本語吹き替え版でメリー・ポピンズを演じている平原は、日本版エンドソング「幸せのありか」を迫力の歌声で歌ってくれた。この曲は先日発表されたアカデミー賞で歌曲賞にノミネートされている楽曲である。平原綾香は舞台メリー・ポピンズでもメリー・ポピンズ役をやっているが、今回の吹き替え版のメリー・ポピンズ役はオーディションを受けて勝ち取った役とのことだ。

続いてもう一人の吹き替えキャストの谷原章介が登場。谷原は洋画での吹き替えは初という。谷原は「自分が平原さんと一緒に歌うのはおこがましいくらい」と謙遜していたが、平原は「素晴らしかったです」と絶賛していた。

そして、お待ちかねのエミリー・ブラントの登場。初来日のエミリーは「実は私は日本食が一番好きで、本場の日本食をたっぷり食べています」と初めての日本を満喫している様子。先ほどの平原の歌声の感想を聞かれるとハッと息を吸って「もし先にこの歌声を聞いていたら私は怖くて出演できなかったと思う」と話していた。

谷原は、ジュリー・アンドリュースのメリー・ポピンズと比較して、「エミリーさんのメリー・ポピンズの表情を見ていると守ってあげたくなる」とコメント。エミリーは照れながらもうやめてよという感じで谷原の腕を触っていた。しかし谷原が子供が6人いるという話をすると、エミリーは本気で目を丸くして驚いていた。

また、メリー・ポピンズとの共通点を聞かれると、エミリーはこの日一番の笑い声をあげて「飛べることね」とコメント。「ええ。本当に私は飛べるのよ。飛ぶためには日本酒を飲まなければいけませんが」とジョークで答えた。魔法が使えたら何をするかという質問には、「バスタブにイルカを泳がせることね」と回答。一方、同じことを聞かれた平原は「世界中の子供たちを元気にしたい」と答え、エミリーは「あなたの答えの方が素晴らしいわね。私の答えってちょっと浅はかだったわね。あなたは世界平和で、私はバスタブにイルカですか」と苦笑い。平原は「映画の中でいっぱい子供たちを元気にしているんで、イルカでいいと思います」とすかさずフォローしていた。

『メリー・ポピンズ リターンズ』は、2月1日(金)ロードショー(文・澤田)

2019年1月24日 00時08分

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