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インターネットの世界を描いた『シュガー・ラッシュ:オンライン』が大ヒット爆走中。インターネット世代のカリスマHIKAKINが作品を語る

1月19日(土)品川で、人気YouTuberのHIKAKINが『シュガー・ラッシュ:オンライン』大ヒット御礼舞台挨拶に登壇した。

本作は、プリンセスでありレーサーのヴァネロペと、大親友の心優しいゲームの悪役キャラクターラルフが、ハンドルが壊れてしまったレースゲーム“シュガー・ラッシュ”の危機を救うために、インターネットの世界に飛び出すという物語。12月21日より公開され、週末動員ランキングで3週連続No.1を獲得、1月18日(金)時点で観客動員270万人、興行収入は33億円を突破し、大ヒット記録を更新中である。ディズニーが贈るシリーズ2作目で、前作ではビデオゲームの世界を描いていたが、本作ではインターネットの世界をユーモラスに描いている。

HIKAKINは本作に初めて声優として出演している。インターネットの世界を描いたアニメ映画ということで、平成元年に生まれ、平成と共にインターネット世代を生き、平成最後のアニメーションヒット大作に出演したHIKAKINはこの日のゲストにふさわしい人選だったと言える。

筆者には3歳になる娘がいて、見た目もちょうどヴァネロペみたいなんだけど、もう毎日スマホでYouTubeを見るのが日課になっていて、誰が教えたわけでもないのに一日中HIKAKINばっかり見ている。名前は「ブンブンハローユーチューブ」と勘違いしているようだけど、娘がとにかく大ファンで、HIKAKINの変顔を見ていつも大笑いしている。娘の影響で筆者もHIKAKINのファンになった。この日も映画館には子供達がいっぱい来ていたが、HIKAKINが時々変顔をしたり声のトーンを変えただけで子供達は大笑いしていて、さすがHIKAKINだなと思った。3歳の娘をここまで夢中にさせているのだし、本当に子供心を鷲掴みにしてくれる男である。筆者も生ブンブンを間近に見られて幾分か興奮気味である。

本作には、YouTubeならぬ、架空の動画サイト「BuzzTube」が登場し、HIKAKINよろしく、主人公ラルフが動画を投稿して人気者になるシーンも描かれている。これについてHIKAKINは、「ズボンもやぶけていて、空き地の少年みたいな感じのラルフが、動画を投稿してとんでもない再生数を叩き出して世界に注目される。インターネットでは突然スターになるかもしれないんです。自分に重ね合わせてみました」とコメントしていた。

声優に初挑戦したことについては、「短い台詞でしたが、自分ではいいと思っても監督さんがもうちょっと台詞の後半に力を入れてなどと言われて、声優の世界って奥が深いなあって。いかに自分が変顔に頼り過ぎてたのかと思いました。どんなに変顔をしても声優さんは声だけでしか伝えることができないわけですから。自分の動画でも声のトーンとかも強弱付けなきゃと思って、とても勉強になりました」とコメントしていた。ちなみに演じている役は、自分にとってとても嬉しい役だったとのこと。実際に映画を見て探してみよう。

本作の魅力については「インターネットの中に生きているみたいな描き方が良いですね。インターネットの描写がギュッと詰まっていて、こういう描き方もありだなと思ったり、学ぶことだらけ。僕は泣きました。ネット世代に突き刺さる面白さで、大人でないと楽しめないところもあるので、全世代で楽しめます」と語っていた。(澤田)

2019年1月19日 22時22分

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