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『ブライト』記者会見で片付けを手伝ったウィル・スミス

Netflixオリジナル映画『ブライト』の記者会見が12月20日(水)、六本木にて行われ、主演のウィル・スミスと、ジョエル・エドガートン、ノオミ・ラパス、監督のデヴィッド・エアーと、プロデューサーのエリック・ニューマン、ブライアン・アンケレスが登壇した。

本作は新感覚のアクション大作で、エルフやオークなど様々な種族が人間と暮らす世界を舞台に、人間とオークの警官コンビの活躍を描いたバディ・ムービーになっている。本作では人種差別的な表現もあり、アフリカ系アメリカ人のウィル・スミスが、人間より下のオークである相棒を見下す様子なども描かれている。

ウィル・スミスは、プロデューサーのエリック・ニューマンのコメントに対して「エリックのコメントが長すぎたことをこの場でお詫びします。あとで裏で叱っておきます」とツッコミをいれつつも、自分はもっと長くコメントして「エリック、悪かったよ。僕の方がコメントが長かったね。許してくれ」といってハグしたり、会見中は終始ユーモアたっぷりだった。

ウィルの振る舞いの奇抜さは群を抜くもので、相方のジョエルの靴下のたるみを直したり、記者からの質問の時間になると「オッケー、僕が仕切るよ」といってマイクランナーになって記者席までマイクを持って行き、直接記者にマイクを手渡すなど常識外れのパフォーマンスで会場を大いに沸かせていた。

さらに、会見が終わると、ウィルは椅子を片付けるのを手伝い始めた。スタッフが恐れ多いと駆け寄るも「気にするな」という表情で椅子を片付け、提灯を持ってのフォトセッションのときは「めっちゃ楽しい」と子供みたいに大はしゃぎ。何事にもエンターテイナーとして楽しむ姿はある種尊敬に値するものがあった。

ノオミは本作が劇場ではなくネット配信用の作品であることについて「劇場では見るつもりで見るけど、家の中だと、さあ見るぞという気持ちになって見ないといけない。スマホを見たいとも思うけど、スマホの電源は切って、これから見るという気持ちで作品を見てもらいたい」とコメントしていたが、プロデューサーのエリック・ニューマンはそれを受けて「僕は黒澤明の映画が大好きなんだ。ほぼ全作品をテレビで見た。僕の好きな作品は全部テレビで見た作品なんだ。だから映画を愛することについて、映画館の大きなスクリーンで見ることとテレビで見ることに大きな違いはないと思うんだ」と話していた。

『ブライト』は12月22日(金)から全世界同時オンラインストリーミングされる。(澤田)

2017年12月20日 21時50分

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