『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』マーク・ハミルがルーク・スカイウォーカーとして帰って来た
12月7日(木)、六本木のザ・リッツ・カールトン東京にて、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の来日記者会見が行われ、出演者のマーク・ハミル、アダム・ドライバー、監督のライアン・ジョンソン、プロデューサーのキャスリーン・ケネディが登壇した。
1977年に『スター・ウォーズ』の最初の作品が公開されて、以来ファンにずっと愛されてきた主人公ルーク・スカイウォーカー。そのルーク役のマーク・ハミルが、ついにまたルーク役としてこうしてシリーズにメインキャストとして戻って来られたことは、ファンにとってこれほど嬉しいことはあるまい。
マーク・ハミルがルーク・スカイウォーカーとして来日したのは9年ぶりで、『スター・ウォーズ』30周年を記念して行われたイベント、<スター・ウォーズ セレブレーション・ジャパン>以来となる。筆者は9年前に行われたイベントも取材しているので、気になった方は参考にこちらのレポートも読んで欲しい。映画のプロモーションとしては、『スター・ウォーズ』が最初に日本で公開された1978年以来と聞く。実に39年ぶりだ。ふぅ。かつてこれほど長いブランクをあけて映画シリーズの続編のプロモーションで来日した俳優がいただろうか。マーク自身も会見で「何より衝撃的だったのは、この僕にもこの映画の仕事が来たことだよ。ジェダイになると年金のプランもあるんだね」と冗談まじりにその喜びを語っていたが、今またルークの雄姿をスクリーンで見られるとは、これは非常に楽しみでならない。
例によって例のごとく、このシリーズの新作の内容は極秘で、この日はネタバレはご法度。もちろん記者の誰も映画を見ていない。そんな中で、作品のストーリーに関する質問がいくらかあったが、アダム・ドライバーは「何も言えないんだ」と一言で片付け、マークも「まだ映画を見ていない人の前で映画をプロモーションすることほど難しいものはないね」と冗談で答えていた。すべては映画を見ての楽しみということだが、ただ一つ、新作を一言で宣伝するならば、これは「衝撃作」ということらしい。
残念ながら、レイア姫役のキャリー・フィッシャーが公開前に亡くなったのだが、本作の予告を見るとキャリー・フィッシャーの姿が見える。つまりは本作が生前最後の作品というわけだ。マークはそんなキャリーについて神妙な面持ちで次のように語っていた。
「僕は19歳のときから彼女と一緒にいた。何度も喧嘩して実の兄妹さながらだった。愛してやまない存在だ。僕はまだ彼女が生きている気がしてならない。彼女が亡くなって、これが遺作になったことで、これがセンチメンタルな作品になってしまうのは残念だから、毎日精一杯楽しく生きるという彼女のモットーを大切にしたいと思うんだ。今でも彼女のことを心から愛しているよ」
筆者も一ファンとして、ルークとレイア姫の活躍を思う存分、楽しみたいと思う。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、12月15日(金)から全国ロードショー。(取材・澤田英繁)