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ヒュー・ジャックマンのベストスピーチ。日本での素敵な思い出を語る

5月24日(水)、六本木ヒルズアリーナにて、『LOGAN/ローガン』の来日レッドカーペットイベントが行われ、主演のヒュー・ジャックマンとジェームズ・マンゴールド監督が登壇した。

『LOGAN/ローガン』は、『X-MEN』シリーズの中心的存在である”ウルヴァリン”を主人公とした最後の作品として作られたもの。ヒュー・ジャックマンといえば、新作が公開されるたびに日本に必ず来てくれるイメージがあり、実際毎度のように非常に積極的に日本でPR活動をやっているのだが、ヒューの『LOGAN/ローガン』のPRキャンペーン活動はここ日本をもって締めくくられた。ウルヴァリンが自身のライフワークとなっていたヒューにとって、長い長い旅路の終わりで、今日という日は非常に感慨深いものだったようだ。

ヒューは、訪れた『X-MEN』シリーズのファンたちとたっぷり30分ほど交流を楽しみ、ファンが持って来たコミック版ウルヴァリンのおもちゃにサインをしたり、サイン入りのTシャツを何度もファンに投げてプレゼントしたりしていた。コスプレしているファンを見つけるたびに大笑いして拍手したり、「ここに立派な後任がいるじゃないか。あとは頼んだよ」とジョークを言って和ませていた。

ステージにあがると、ヒューは日本での思い出をゆっくりと紳士的に語ってくれた。

「最後の地が日本というのは、もっともふさわしいことです。なぜなら、私がウルヴァリンとして初めてPR活動を行なったのが、ここ日本だったからです。『X-MEN』シリーズの第1作の最初のキャンペーンで日本に来て、それから私の旅路が始まりました。そのとき、私の息子はまだ生後3ヶ月で、ここ日本で初めて私に微笑みかけてくれたのです。それから17年という歳月が流れましたが、今では息子は少しも微笑みかけてくれません。というのは冗談ですが。前作の『ウルヴァリン:SAMURAI』も日本で撮影しましたし、私にとって日本は、忘れられない思い出の場所なのです」

このコメントは、数ある来日スターの中でも日本愛に満ちあふれたベスト・オブ・ベストともいえる名スピーチだったのではないだろうか。『LOGAN/ローガン』は6月1日(木)から全国ロードショーされる。(取材・澤田英繁)

2017年5月24日 20時58分

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