脂肪の吸収を抑えるトクホ（特定保健用食品）コーラ「コカ・コーラ プラス」全国発売へ
日本コカ・コーラ株式会社が、3月23日（木）、六本木にて、新製品「コカ・コーラ プラス」の3月27日の全国発売に向けてPRイベントを行い、タレントのユージと、お笑いコンビのブラックマヨネーズ（小杉竜一、吉田敬）、料理愛好家の平野レミ、ワインタレントとして人気のソムリエ田崎真也がテイスティングした感想を報道陣の前で語った。
新製品「コカ・コーラ プラス」は、厳しい審査に合格した食品にのみ許可される特定保健用食品（トクホ）に認定されたいわゆる”トクホコーラ”である。難消化性デキストリンという食物繊維が含まれており、食事と一緒に飲むことで、食事から摂取した脂肪の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする。製品開発に10年かかっており、トクホコーラとしては、メッツ（キリン）、ペプシ（サントリー）の発売から5年も遅れて満を持しての発売となる。日本でコカ・コーラが登場したのは1957年。「コカ・コーラ プラス」は、その日以来初めて（期間限定商品を除き）日本市場だけをターゲットにした大型新製品ということで大々的に売り込んでいく構えである。
これまでのトクホコーラについて、「レギュラー炭酸はおいしいから飲む。でも糖分の摂りすぎは気になる」という市場調査結果があったことから、コカ・コーラ社は徹底的に美味しさにこだわったという。コカ・コーラの大ファンを自認するユージは、この日、初めて新製品を試飲できるということで終始興奮気味の様子だった。厳重に管理されたコカ・コーラの運搬トラックが会場に乗り入れ、ものものしく扉が開かれ、初めてお目見えした「コカ・コーラ プラス」。その白いボトルを最初に手に取ったユージは感激しながら「トクホなのに白という意外さ。日本だけの販売ということで特別感があり、その重みを感じる」と手に取った感想を語った。
ブラックマヨネーズの2人は、ユージが最初に新製品のボトルを触ったことが気に入らず「なんでユージが先に触るんだよ」と小杉。ユージからボトルを受け取るや、すごい速さで蓋を開け、ごくごくと飲み始め、さらに吉田もどっちが速いかという勢いで慌てて飲んで見せた。小杉は満面の笑みで「僕が日本で一番最初にこれを飲んだんですよ」とドヤ顔で語ったが、吉田は「いや、先に呑み込んだのは僕の方ですよ」と対抗心をむき出しにして報道陣を笑わせた。
平野レミは、試飲して「おいしい。レギュラーのコカ・コーラとは違って健康的な味がする。息子もコーラが好きだからすすめたくなる。孫が生まれたら”トクホ”ってつけようと思います。男でも女でも”トクホ”っていいでしょ。（上野）樹里ちゃんは説得します」とコメント。ユージは「僕はこれをJOYに飲ませたいですね。今までずっと戦って来たし、似てるから。最近街中でも本気で間違えられることが多くなった」と語った。
ブラマヨ小杉は、持ちネタの「ヒーハー！」の最上級ということで「グレートヒーハー！」と叫び、「わがままボディの僕だから今までコカ・コーラはなかなか飲めなかったけど、トクホだから、これからは堂々と胸を張って反り返りながらジョッキでがぶがぶ飲める。過去色々な商品をPRしてきたけど、グレートヒーハーは心に留めたまま一度も使ったことがなかった。43年生きて来て今回初めて出てしまいました。毎日食事でガンガン飲みたいと思います」と新製品を絶賛した。吉田は「もっとシンプルにプレゼンできたと思います。毛は抜けるけど気は抜けないとか」と髪の毛をネタにしてボケて見せた。
ソムリエ田崎はやおらテイスティングし、報道陣が固唾を吞んで見守る中、沈黙を破って「毛は抜けるけど気は抜けない」と新製品を評し会場は大爆笑。「お前がいじるから田崎さんが反応したやないか」と小杉がつっこむと、吉田は「すみません」と頭を下げて恐縮していた。気を取り直して田崎は新製品を59（コーク）秒で次のように評し、感嘆の拍手と共にイベントは幕を下ろした。
「トクホでどれぐらいの美味しさか気になっていたのですが、飲んだ瞬間から口の中で芳醇な香りが広がるんです。果実用の香りとスパイス用の香りがバランスが非常によく取れていまして、その余韻が長く続くんです。味わいは柔らかくてまろやかで上品な甘みが広がったあとにスパイシーなフレーバーがコーク（濃く）を与えるような印象でだんだん口中に広がって行きます。スパイシーなフレーバーというのは料理を引き立てるんですけど、すき焼きとか照り焼きとか、お醤油とお砂糖・みりんなどで甘辛く作ったようなフレーバーにぴったり合います。料理との相性も最高です」
「コカ・コーラ プラス」は、2017年3月27日（月）から発売開始。（澤田）
