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『フルハウス』のあのキャストたちが来日 『フラーハウス』シーズン2ジャパンプレミア

ファミリードラマ『フラーハウス』シーズン2がNetflixより配信中だ。

1987年から1995年にかけて、全192話放映された大人気ファミリードラマ『フルハウス』のその後を描いたシリーズ。妻に先立たれたタナーが、3姉妹を育てるというストーリーで、家にはかっこいいジェシー叔父さんと面白いジョーイ小父さんが居候している。このかっこいいジェシー叔父さんを演じたジョン・ステイモスが放送当時日本の映画雑誌で人気投票1位を取り、日本のファンのためのキャストたちにインタビューする『フルハウス』特番まで作られたほど、日本でも多くのファンを集めたものだ。筆者も子供の頃、毎週欠かさず楽しみにして見ていたので、非常に思い出深い作品なのだが、あの頃とまったく同じキャストで現代に蘇った。ファンにはとても懐かしい作品であるが、日本も当時のファンのことを大切にしていて、当時とまったく同じ声優に続投してもらうことになった。当時このドラマの何が好きだったかというと、やっぱり日本語吹き替え版の声が良かったからだと思う。あまりにも俳優の顔にそのまんまマッチしていたから。長女のD.J.役なんてあのルックスで坂本千夏以外の声が想像できないほど本当にぴったりだと思って当時見ていたものだ。

本作のジャパンプレミアが12月5日(月)に恵比寿で開催され、そのキャストたちがここ日本に来てくれた。しかも日本語版を吹き替えている声優と対面したのだから、当時見ていたファンにとって、こんなに嬉しいことはないだろう。前日から会場の入り口に並んで待っていたという熱心なファンもいたほどである。ステージにはドラマさながらのハウス風のセットが置かれ、すごい熱気で盛り上がっていた。

最初に登場したのは三姉妹の長女D.J.役のキャンディス・キャメロン・ブレ。ほとんど昔と変わっていない。でもすごく大人の雰囲気になった。とてもスター性が増している感じで、近いうちに大ヒット映画の主役として来日しそうな予感がする。そんな感じだった。「私の声が違っていると思ったでしょ」と話していたけど、たしかに本人の声を聞いたのは初めてだった。実は坂本千夏とはだいぶ声質が違っていた。

続いて、三姉妹役の次女ステファニー役のジョディ・スウィーティンだ。当時の面影はある。大人になると、こんなにもグラマーになるんだなという印象。D.J.の身長を超えて大きくなった。笑った顔はやっぱりステファニーそのものだった。ジョディが「私は一人っ子だけど、このドラマで姉妹ができた」と話していたのが印象深かった。

三姉妹の三女ミシェル役のオルセン姉妹は、現在は俳優業を引退していて、経営者として大成功しているとのこと。ドラマの中では登場しない。

続いて、D.J.の親友キミー役のアンドレア・バーバーと、ダニー役ボブ・サゲット、ジョーイ役のデイブ・クーリエが登場した。ジョン・ステイモスは残念ながら仕事の都合で欠席となったが、代わりにビデオメッセージで登場した。ファンを代表して、菊地亜美と寺田心もサンタクロースの格好で登場した。

イベントのクライマックスでは、D.J.役の坂本千夏、ステファニー役の大谷育江、キミー役の伊藤美紀が登壇し、お互いにハグしあった。声優たちがマイクで喋っているとき、キャンディスとジョディとアンドレアが身振り手振りで”日本語を喋っている振り”をしていたのが微笑ましく、ファンとしては一番ぐっとくる瞬間であった。キャンディスは今回初めて自分の日本語版の声を聞いて、「私の声にぴったり。私そのものね」と驚いたことを語ってくれた。声質が全然違うと本人も思っていたけど、それでも自分に合っていると思ったのは日本のファンとしても嬉しいことである。坂本千夏が「私はあなたが小さいときからずっと知っているのよ」とキャンディスに話していたのが良かった。

キャンディスもジョディも日本のことがすっかり好きになったとのことだ。日本のファンに向けてサインボールを投げてプレゼントするところでは本当に嬉しそうに笑っていた。

Netflixオリジナルドラマ『フラーハウス』シーズン2は、12月9日(金)から全世界同時ストリーミング中。

2016年12月17日 16時50分

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