『コウノトリ大作戦!』の公開初日、”いいお産の日”にちなみ、妊娠中の澤穂希が登場
11月3日に公開初日を迎えたアニメ映画『コウノトリ大作戦!』。この映画の吹き替え版キャストを務めるアンジャッシュ(児嶋一哉、渡部建)が公開初日に新宿で舞台挨拶を行ったが、この日が”いいお産(1103)の日”ということにちなんで、妊娠中の元なでしこジャパン澤穂希がスペシャルゲストとして劇場にかけつけた。
本作は、赤ちゃんを届けるために奮闘するコウノトリの姿を描いたCGアニメーション映画。今、日本では芸人コンビによる映画の吹き替えが一大ブームを迎えており、特にCGアニメの吹き替えキャストには芸人コンビを起用するのが定石になりつつある。アンジャッシュもそのブームに乗っかったわけだが、「これで芸の幅も広がる」と語り始めた渡部建。「赤ちゃんが本当に可愛くて、一目見てすぐに感情移入できた。アアア!と叫んでばかりの役だったから声がガラガラになった。喉を痛めないように他のバラエティ番組の仕事ではなるべく大きな声を出さないようにして、『コウノトリ大作戦』の演技に影響が出ないようにした」と並並ならぬ努力をしてベストコンディションで仕事にあたっていた様子。今回は堂々たる主役ということで、渡部も意気揚々と語っていたが、盛り上がってきたところで、澤穂希が登場し、会場はどよめいた。「ちょっとまってよ。僕らのときよりも歓声が大きくてカメラのフラッシュも多くないですか?」とちょっぴり不満ももらした渡部だったが、ともかく日本を背負って戦ったスターの登場に会場は沸きに沸いた。
映画も見たという澤は、お腹をさすりながら「お腹の子供も一緒に聞いてたみたいですごく動いてました」とニッコリ。渡部は「お母さんらしい優しい顔になりましたね。ピッチでは鬼のような顔をしてるのに」と言って笑いを誘った。妊娠6ヶ月なので性別も医者に聞けばわかるのだが、あえて生まれるまで性別は知らないでおくと澤。渡部が「やっぱり澤さんの子供だと、サッカー選手になることを期待する」と言うと「私は本人の好きなことをやらせたいと思っています」と澤。「そんな、芸人になるって言ったらどうするんですか。もったいない!」と渡部。
書道を習っていたわけではないが、昔から文字を書くことが大好きという澤は、映画のタイトルを毛筆で書いたパネルを披露した。しかし、そのパネルがスタッフの予想以上に大きくて、フォトセッションのときに澤の首から下がパネルの影にすっかり覆い隠されてしまった。見かねたカメラマンが、澤だけパネルの外に移動させて、ふくらんだお腹が見えるように横を向いてもらうように要求したが、澤は「腹筋がありすぎてあまりお腹出てないんですよ」と照れ笑いしながらもカメラマンの要求に笑顔で応じていた。
児嶋が澤に名前を「大嶋」と間違えられて「児嶋だよ!」とブチキレていたのはお約束通りだが、そんな児嶋は「映画の中で名前を間違えられて珍しく僕が怒ってるんで必見です」と力を込めてPRしていた。渡部から「珍しくないよ! テレビでもそれしかないだろ」とつっこまれていた。