勝つのはどっちだ? 『バットマン VS スーパーマン』ジャパンプレミア開催
3月23日(水)、新宿にて『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』のジャパンプレミアが行われ、本作で唯一日本人として出演しているTAOと、日本の女子スキージャンプの選手・髙梨沙羅が登壇した。
『バットマン VS スーパーマン』は、タイトル通り、アメリカの二大ヒーローであるバットマンとスーパーマンが激しいバトルを繰り広げる作品。いったいどのようにしてスーパーマンが悪となり、バットマンが人類代表として無敵のスーパーマンと戦っていくのかと興味は尽きず、会場はネタバレ防止のため手荷物検査を厳重に行うという徹底ぶりだった。
二大ヒーローが同じ作品でぶつかり合うことに抵抗を感じる人もいるだろう。しかし、お祭り映画を作ろうというのではなく、『マン・オブ・スティール』の正統的な続編を作ろうとしている姿勢は認めたい。まずは実際に見てみるまで何も語るなかれ。キャストも『マン・オブ・スティール』のメンツが続投している。監督も『マン・オブ・スティール』と同じザック・スナイダーが務めた。さらに製作総指揮は『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン自身が務めている。つまり、どちらかが譲り合ったわけでもなく、まったく別の畑の人たちが作ったものでもなく、これはバットマンとスーパーマンの本家同士が協力して作った正真正銘のシリーズの新作ということになる。これなら見てみたいという気持ちも沸いてくるというもの。テレビCMも頻繁にやっていて、広告費だけでも途方もない額になりそうである。トヨタやライザップなど他社CMとのタイアップなどでも盛り上がっている。
ジャパンプレミアには、この映画を誰よりもいち早く見たいというタレントが多くかけつけた。「とうとうこの二人が戦うときが来た」となだぎ武。ゲストの多くがどちらが勝つかで、バットマンを予想。ユージは「どちらが勝つかって、スーパーマンは宇宙人であって超人的な力があるけど、バットマンは普通の人間でビジネスマン。勝てない相手に頭脳で戦っていく。同じ人間として応援したい」とコメント、他のゲストも同じ意見で、弱き者を応援するという感覚に近い。結末は見てのお楽しみだ。
ゲストのひとりに、千葉ットマンがいたことも興味深い。タレントではなく、素人だが、バットマンのなりきりぶりが尋常じゃなく、以前ちはるが高速道路を走る千葉ットマンを目撃して話題になったことがあった。趣味でバットマンのコスプレをして、ついにバットマンの正統的なシリーズのゲストとして招かれることになるとは凄すぎる。趣味も極めればこうして実を結ぶということだ。筆者も目の前で見て、たしかに、本物のバットマンかと見紛うばかりの完成度で、あきらかに横にあったバットマンの人形の方が負けてる感じがさえしたものである。
舞台挨拶ではTAOが登壇したが、「豪華キャストなのに、出演者で私一人しか来られないのはごめんなさい」とコメント。どちらが勝つかについては「私はどちらかというとスーパーマンの方が好き。彼は地球人ではなくて、地球人の中に一人だけ宇宙人としている。それでも地球人のためにがんばっているところに共感する」と話していた。
『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』は、3月25日(金)3D/2D/IMAX公開