『リリーのすべて』エディ・レッドメイン来日
3月9日(水)、有楽町マリオンにて『リリーのすべて』のジャパンプレミアが行われ、主演のエディ・レッドメインと監督のトム・フーパーが来日、登壇した。
エディ・レッドメインは昨年行われたアカデミー賞で『博士と彼女のセオリー』により主演男優賞を受賞、トム・フーパーはアカデミー賞最優秀作品賞『英国王のスピーチ』や『レ・ミゼラブル』を監督しており、イギリスではまさに最強タッグ。
『リリーのすべて』は、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人とその妻の揺るぎない愛を描いたラブストーリー。命の危険を冒してでも自分らしく生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなす魂の触れ合いのドラマを、心揺さぶる演技と演出で綴りあげており、先日発表された第88回アカデミー賞では、主要4部門にノミネートされ、妻を演じたハリウッドの新星アリシア・ヴィキャンデルが助演女優賞に輝き話題となった。
エディが日本のファンと直接交流する場に登場するのは今回が初めて。レッドカーペットには20倍の確率で当選した100名のファン、日本一の座席数を誇る映画館での舞台挨拶には販売開始わずか7分で完売したチケットを手に入れた850名ものファンが集い、総勢60以上ものマスコミが集まった。それを聞いたエディは「ワオ!ありがとう! 以前、『レ・ミゼラブル』のプロモーションで短い間来日しましたが、日本をあまり満喫できなかったので、今回皆さんのサポートを直で感じることができて嬉しいです。こんな体験は初めてです」と驚き、ファンとの交流を楽しんでいた。
また、日本のどこを観光したのか聞かれたエディは、「朝4時に築地の競りを見に行こうとしたんですが、その時間は観光客が入れなくて、明治神宮を見に行ったんです。少し雨が降っていて、霧もかかり、とても美しい風景でした。そして、一番人混みが見られる場所と聞いた渋谷にも行きましたが、早朝の5:45だったので、誰もいませんでした」と笑顔でコメント。過密スケジュールぶりをうかがわせた。一方監督は浅草寺でヒット祈願をしたとのことだ。
『リリーのすべて』は、3月18日(金)から全国公開される。