『パパが遺した物語』アマンダ・セイフライドがまさかの緊急来日
10月11日(日)、新宿ピカデリーにて、『パパが遺した物語』の大ヒット記念イベントが行われ、主演のアマンダ・セイフライドがまさかの緊急来日を果たした。
『パパが遺した物語』は、『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノの新作で、カーペンターズの名曲に乗せて父と娘の絆を描く感動のドラマ。
10月3日(土)から公開されており、ハリウッドの映画スターが公開から一週間以上経ってから登壇することは極めて稀なこと。しかも日曜日の舞台挨拶というのも異例で、正直、筆者さえも本当に登壇するまでドッキリか何かなんじゃないかと思ってしまってたくらい。でも本当に登壇したから感動は大きかった。会場でも「おおお」と感動する男性ファンの声も。この日すぐに帰国するということだから、本当に緊急でセッティングされた舞台挨拶だったのだというと察する。ありがたやありがたや。しかも、今回は2度目の来日というが、前回の来日では京都に行って、それが人生最高といえる体験だったとのことで、「日本への思いは来るたびに強くなっていきます」とまでコメント。今年はお母さんを一緒に日本に連れて遊びに来たという。日本人としては嬉しい発言だ。
アマンダ・セイフライドといったら、もうその美しさ、ここに尽きる。2013年には米ピープル誌が選ぶ<世界で最も美しい女性>3位に選出されているだけのことはあって、『レ・ミゼラブル』で取材したときにはあまりの可愛らしさにドッキリしたもんだが、あれから3年たって、さらに大人の魅力を備えて、それでいてすぐに友達になってくれそうな親近感もあって、ますます惚れました。この日はクリスチャン・ディオールの赤いワンピースで登壇して、とってもキュートだったな〜。
後半では、父と娘の映画ということにちなんで、IMALUが花束を持って登場した。二人とも同じ色合いの金髪で、横一列に並ぶとなんだか妙に絵になっていた。「中学のときからアマンダさんの作品を観ていたから、お会いできてとても嬉しいです」というIMALUを見て、「中国のとき見たって、今何歳なの?」と質問するアマンダ。IMALUが「26」というと、「OK。私は29よ。あの頃は私も学生だったわ」と、あまり年が変わらないのを知って安心した様子のアマンダだった。お互いにコメディアンの父を持つ娘ということで、二人はすぐに意気投合した様子だったが、アマンダが「私は父と同じユーモアのある人を恋人に求めるわ」というと、IMALUは「映画では父を尊敬する人が恋人になってましたが、もし私の父を尊敬するお笑い芸人が恋人だと思うと有り得ないことなので」と話し、会場の笑いを誘っていた。
最後にアマンダは「この映画は私にとって大切な作品。映画の中に皆さんの姿を見つけることができるパワフルな作品なので、気に入ってくれると嬉しい」とコメントし、退場する際には軽く手をクイっとあげて照れながら日本語で「ヨロシクッ!」といっていた。関係者の話によると、実は控え室で何度も練習していたそうで、その姿がまたお茶目でニクいアマンダでした。(レポート 澤田英繁)