ブンロク

『さよなら歌舞伎町』染谷将太&前田敦子、外国人記者の直球質問に苦笑い

1月8日(木)、有楽町の日本外国特派員協会で映画『さよなら歌舞伎町』の記者会見が行われ、主演の染谷将太、前田敦子、監督の廣木隆一が出席した。

『さよなら歌舞伎町』は、歌舞伎町のラブホテルを舞台に5組の男女の一日の人間模様を描いた作品で、染谷将太はラブホテルの店長役、前田敦子はその彼女役を演じている。

染谷将太は菊地凛子との電撃結婚の報道があってから公にこうして顔を見せるのは今回が初めて。そのこともあって、会場には通常の倍くらいのマスコミが詰めかけていた。日本外国特派員協会での記者会見は、外国人向けに行われる記者会見であり、司会も外国人で、日本語はすべて英訳される。外国人記者の質問は、日本人記者の質問とはひと味もふた味も違っていて、異様な雰囲気の中で会見は進行していった。

日本人記者の多くが最も気になっていたことは、無論、染谷の結婚コメントだった。しかし、その質問は事前に禁止されていて、「ただし最初の挨拶で染谷から結婚についてのコメントがある」とだけ聞かされていただけだった。ところが、最初の挨拶では、染谷は「染谷です。よろしくお願いします」と極めて短い挨拶で終わってしまったものだから一瞬記者たちがざわめいた。それを受けてか、廣木監督は「こんなにマスコミが集まったのは染谷が結婚したから。おめでとうございます」とあえてそこに触れて記者たちを沸かせた。のっぴきならない染谷は「このたび結婚しました。まだ子供はいませんが、家長としてがんばっていきます」と結婚を報告していた。

まず最初の外国人記者の質問は、セックスについてだった。ここで会場は爆笑。しかも次の質問もセックスについて。会場はまた爆笑。染谷と前田も苦笑い。そして3人目の質問もまたセックスについてだった。会場は冷え切ってしまい、前田ももう笑わなくなった。ぼかしを入れたのは意図的なのかとか、撮影のためにリサーチしたのかとか、そういった質問。日本人記者ではあまり考えられない質問が多かった。廣木監督は「ピンク映画の監督だったから、リサーチしたというより、映画を作ってきた場所だったから苦労はなかった」とコメントしていた。ラブシーンで全裸になれるかどうかという質問については、染谷も前田も「今後も台本を読んでやりたいと思えばやる」と同意見で、本人自身はいつでも全裸になれる覚悟があることを話していた。

劇中描かれているヘイトスピーチについては、「ヘイトスピーチは恥ずべきことだけど、実際に起きていることだから、映画の中でも描いた」と廣木監督。

他に、外国人司会者から、「バカなことを訊きますが、愛を信じますか?」という唐突すぎる質問まで飛び出したが、染谷は「人間愛という言葉が好きなので、信じます」と回答。前田は「壮大な質問ですね」と笑っていたが、「色々な人に支えられているので、愛は大切ですね」と返していた。

記者会見が終わり、染谷と前田が退席するときには、染谷の結婚についての質問や前田の恋愛について、カメラ席からマイクなしで次々と質問が浴びせられていたが、スタッフが「はい。遠すぎて何を言っているかわかりません!」とジョークを言ってその場を切り抜けていた。

『さよなら歌舞伎町』は1月24日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。

2015年1月13日 14時01分

新着記事

KIYOMASA君
KIYOMASA君
(ブンロク公式キャラクター)