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『海月姫』能年玲奈、「映画館にはコスプレして来て」と呼びかける

12月27日(土)、新宿ピカデリーにて、『海月姫(くらげひめ)』の初日舞台挨拶が行われ、能年玲奈、菅田将暉、長谷川博己、太田莉菜、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみち、川村泰祐監督、原作者の東村アキコが登壇した。

本作は、講談社「Kiss」にて大人気連載中の同名のコミックを映画化したもの。国民的人気女優の地位を不動のものにした能年玲奈(21歳)がクラゲオタクの主人公を演じている。ワイドショーのインタビューなどでは落ち着いた雰囲気の能年だが、テレビ朝日のバラエティ番組『いきなり!黄金伝説。』で、体を張ったサバイバルに挑戦して、女優とは思えない明るさ、強さ、気っ風の良さ、そして、サバイバルの天才ぶりを見せつけ、これが能年の本当の自然体なのだと、あらたなファン層を獲得しつつあり、今まさに波に乗りまくっているところだ。舞台挨拶でも、その自然体の飾らない笑顔で観客をほっこりさせてくれた。

能年は、自分で作ったという手作りのクラゲのぬいぐるみを自慢げに披露しながら、初日を迎えて、やっとこの日が来たという表情で「お祭りみたいな映画なので、公開前にチラシ巻きやキャンペーンなど色々やらせていただきました。とても興奮しています!」と瞳をキラキラ輝かせて、元気いっぱいに挨拶していた。最後には「まだまだ"海月姫祭"はあります。みなさんもぜひ参加してください。『ロッキー・ホラー・ショー』みたいに、この映画もみんなでコスプレして見に来ていただけると嬉しいです」とコメントしていた。映画を体から全身全霊で楽しんでちょうだいという能年らしいお願いである。

一方、女装美男子の役を演じた菅田は、「今日は僕にとってのブラジャー記念日にしようと思います。撮影の女装中はずっとつけていたので。女装の反応はゲスイものばかりでした。男性から色々誘われたりしました」と言って会場の笑いを誘っていた。

番宣で能年と苦楽を共に歩んできた篠原ともえは、「カメラがあるとぐいぐい自分を表現したくなるタイプの人間なので、気配を消せるかなと思いましたが、衣装で人は変われるとわかりました。現場でもみんなに気づかれなかったので、ある意味で女優として一歩成長したかなと嬉しかったです」とコメントしていた。

ベンツをこよなく愛する運転手役の速水もこみちは、「オリーブオイルも好きですけど、アメコミのフィギュアも好きなんですよ。これを取り上げたらどんな秘密も喋っちゃうかもしれない」と話していた。

原作者の東村アキコは、「私は好きなことを好きなように描いていただけだから、これが実写で映画化されるなんて考えもしなかった」と、映画化されたことに感慨無量の様子。内容にもすごく満足していて「続編も作って欲しい」と期待を込めていた。

『海月姫』は現在公開中。

2014年12月29日 01時28分

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