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ドウェイン・ジョンソンの登場に沸く『ヘラクレス』ジャパンプレミア

去る10月19日(日)、『ヘラクレス』(10月24日公開)のジャパンプレミアがTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演のドウェイン・ジョンソン(42)が登場し、会場が大いに沸いた。イベントには監督のブレット・ラトナー(45)、プロデューサーのボー・フリン、プロレスラーの武藤敬司(51)、タレントのすみれも登場した。

ドウェイン・ジョンソンは、「ザ・ロック」として、WWE世界ヘビー級王者に10度輝くプロレスラー界の人気スターである。日本に初めて来日したときもプロレスラーとして試合のための来日だった。そのため、映画界にとっては、畑違いの人ということになるが、その人気は凄まじいものがあり、WWE史上最高興収をあげたほど。『ハムナプトラ2』で映画デビューし全世界で4億ドル以上の興収をあげた。さらにそのスピンオフ作品『スコーピオン・キング』は当時の記録を破って全米市場最高の4月後悔作品になった。その後も映画出演が続き、2013年に出演した作品の興行収入の合計は個人としては最高額を記録、まさにマネー・メイキング・スターNo.1となった。

そのドウェイン・ジョンソンが、映画界を完全制覇すべく『ヘラクレス』という新作を持って日本にやって来た。

いやー、会場のその熱気、とても映画のイベントとは思えないものであった。なりやまない「ロック!ロック!」コール。会場に集まったファンも額に汗した男たちばかり。過去映画スターでこれほど盛大にファンに迎えられた役者はいなかったのではないか。

それにしても、ドウェイン・ジョンソンのなんとまあ優しげなこと。にっこり笑った顔がとってもキュートで、イベント中もその人柄の良さが伝わって来た。舞台挨拶中も女性ファンに坊主頭をなでさせたり、お茶目な一面も見せていた。

イベントの後半になると、武藤敬司が登場。なぜこの人なのかというと、武藤はかつてドウェインの父ロッキー・ジョンソンと対戦した過去を持ち、しかもドウェインの得意技「ピープルズ・エルボー」も武藤の「フラッシング・エルボー」に影響を受けているとのことである。武藤が登壇すると、二人は激しくにらみ合い、今すぐにでも乱闘が始まってしまいそうな、一触即発の状態かと思いきや、ガッシリと握手したのであった。さすが、この辺もエンターテイナー。武藤は「俺の技を真似たな」とコメント、ドウェインも「使ったのは一回だけさ」と言って笑っていた。(澤田)

2014年10月24日 04時05分

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