ロック・レジェンド、ジミー・ペイジが紀伊國屋書店に登場
10月9日(木)、紀伊國屋書店・新宿南店にて、英国のロック・ギタリスト、ジミー・ペイジを迎えてのサイン会が行われた。ジミー・ペイジの自伝的写真集『Jimmy Page』の発売を記念してのイベントである。
今の人には、ロンドンオリンピックでギターを弾いた人と言えばわかるのだろうか。実際のところ、ジミー・ペイジというギタリストの評価は、あらゆるところを超越したところにある。ジミー・ペイジは、ロック界におけるレジェンドだよ。レッド・ツェッペリンというバンドで一時代を築き、現代でも人気ギタリストの投票では必ずといって1位に選ばれる人である。そんな大物が、紀伊國屋書店にサイン会に来ているということで、これは取材しないわけにはいかない! というわけで飛んで行って来た。
ジミーほどの大物になると、インストアイベントに出てくるような人だと思ってなかった。あまりにもすごすぎる人だから、本当に来るのが信じられなかったけど、緊張しながら待っていると、そこに登場したのは、まぎれもなく本物のジミー・ペイジだった。髪の毛は白くなっていたけど、サングラスに革ジャンと黒色で決めて来て、ダンディなお姿ではないか。くー、感動! ファンも老若男女様々で、中には会社をサボって来たからカメラに写さないで欲しいと注文をつけてくる女性ファンもいたほど。握手するとき、ありがたがってひざまずくファンまでいた。
何よりもファンとの交流を第一にしたいから、マスコミはできるだけ近づくなというスタッフのお達しもあったが、色々他のマスコミカメラマンとねばって、なんとか30秒だけ近くで撮影して良いことになった。そのときにだけサングラスを外してくれた。本を頭上に掲げるなど、ちょっぴり茶目っ気も見せた。
レッド・ツェッペリン時代は、日本のホテルとかでも大暴れしたバンドだったらしいけど、ここでは、終始笑顔の英国紳士で、とても優しい雰囲気だった。スタッフの印象は「几帳面」ということ。ひとりひとり丁寧にサインして、スタンプを押し(この押し方がやたらと丁寧でびびる)、握手して、ちゃんと会話をして、こんなにゆっくりレジェンドと話せる機会はそうないだろう。写真も撮りたい放題だった。
レッド・ツェッペリンといえば、ボーカルのロバート・プラントも何ヶ月か前に来日してライブをやってくれた。ここに来ていた人は、おそらくロバート・プラントのライブにも行っていることだろう。プラントもペイジも見られて、今年はツェッペリンの年だよね。ほんの短い間だったけど、ロック・レジェンドとこうして対面できたこと。これほど幸せなことはあるまい。