岡村隆史、夢のハリウッド進出決定か？
世界中から絶賛を浴び、ここ日本でも連日マスコミ試写が満員札止めになるなど、この春最も注目を集めている『LIFE!』。ごく平凡で地味な男ウォルター・ミティに訪れた思いがけない転機を描き、人生のすばらしさを謳い上げたファンタスティックなヒューマン・ドラマに今、世界中が共感している。
3月17日（月）、『LIFE!』の日本での大ヒットを確実なものとすべく、本作の主人公ウォルター・ミティを演じたベン・スティラーが来日し、ウォルターの声優を演じた岡村隆史さんがホスト役となったジャパン・プレミアがTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われた。
黒いタキシード姿の岡村さんとベンが現れると、集まったマスコミからは一斉にフラッシュが焚かれ、ファンからは盛大な拍手が沸き起こった。ベンと一緒にレッドカーペットを歩く岡村さんは、普段よりちょっと緊張気味なご様子。どことなく歩き方がぎこちない岡村さんに優しくフォローを入れるベンの姿が印象的であった。ファンエリアでは、集まったファンに気さくに話しかけ、サインや写真撮影など一人一人丁寧にサービスをするベンにファンは大興奮となった。
続く舞台挨拶。本プレミアのホスト役、岡村隆史さんが颯爽と登場すると会場から大きな拍手が起こった。ベンとの初対面に関し「嬉しいですね！今回声を掛けてもらえなかったらハリウッドに近づけていないですからね。僕を次回作にも起用しないかな？」と熱っぽく語り、先ほどのレッドカーペットの興奮が冷めぬご様子。自身が声優を演じた、本作の主人公ウォルターとの共通点は空想癖？との問いに、「そうですね、普段も家では空想ばかりですよ。ハリウッドにも進出したいですね」と空想とも野望ともとれるハリウッド進出をチラつかせた。そしてその夢の第一歩を踏み出すべく、特設ステージの上を駆け出す岡村さん。その様子はまるで本作で主人公ウォルターが、人生初の一歩を踏み出すあの名シーンの様。そんな映画さながらの感動的な演出に、会場の空気が一つとなり、「岡村さん頑張って！」「ベンー！！」と場内から沸き起こる大声援。そしてその興奮が最高潮に達した時、主人公ウォルター・ミティを演じたベン・スティラーが姿を現した。巻き起こる歓声と拍手を噛みしめながら、ゆっくりと舞台へ向かうベン。ベンに会うべく必死に走り続ける岡村さんをよそに、舞台を通り過ぎようとするベンに、思わず岡村さんが「ベンさーん」と一言。するとベンは「オカムラサーン」と切り替えし、会場は爆笑に包まれた。
ベンは、岡村さんとの初対面に関し「この映画に携わってもらえてとても嬉しい！」とコメント。また、今回は特別に一般のお客さまからの質問時間が設けられ、「ウォルターの声優を岡村さんが演じることにどう思う？」と質問されると、「面白い人と聞いていたので、僕の役を彼の声でやるとさらに面白くなると思った」と真摯に答えた。その声に背中を押されたのか、「ハリウッドスターになりたい！バディ・ムービーを一緒に作りませんか？」となんと無謀にも自らの夢をベンに直談判。するとベンは「今年の冬に僕の新作『ナイト・ミュージアム３』が公開するのだけど、その声優役を是非やってくれないか？」となんと逆オファー。思わぬ展開に会場はどよめいた。すると岡村さんは「これでハリウッドが決まった！仕事がどんどん決まっていく！」とコメント。ベンも「今撮影をバンクーバーでやっていて、明日帰るのだけど一緒に来る？」とまさかの展開に、岡村さんは「ベンさんは本当に優しい。ありがとうございます！」と嬉しい様子を見せた。
そしてラストは本作の日本公開と、才能あふれる二人の初対面を記念して、客席をバックに記念撮影。その写真がスクリーンに映し出されると、なんとLIFEの表紙風に。映画さながらの素敵なサプライズにベンと岡村さんは大感激。ベンが「びっくりです。大統領選に出ているみたい！僕たちに一票を！（笑）」とコメントし、会場は爆笑の渦に包まれた。
初対面と思えぬ二人の名掛け合いに、会場からは拍手と笑顔がいつまでも絶えることがなかった。
＜ベン・スティラーさんコメント詳細＞
この映画は普段見向きもされない男性が、空想してこうなりたいと思っている。そんな彼が人生を変えようと、普段思い描くものを実現していくのですが、彼のように影響されて動いてもらえると嬉しいです。そして僕にとってとても思い出深い作品で、皆さんにもいろんなことを感じてもらい楽しんでもらいたいです。今回は岡村さんにこの映画の吹替えをして頂きとても嬉しかったです。「ナイト・ミュージアム３」でも岡村さんに声優をお願いしたいのはまじめな話ですよ。映画会社やスタジオと交渉しないとだけど岡村さんはギャラが高そうですね（笑）。
今日はとても楽しかったですし、皆さんの温かい声援も嬉しかったです！
『LIFE!』は、3月19日（水）TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
