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トム・クルーズ、日本の原案に大リスペクト 2014年最大の超大作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 驚愕の映像プレゼンテーション開催

イベントの様子

トム・クルーズの最新作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の日本での公開が2014年7月4日(金)に決定した。本作は、2004年に発行された桜坂洋氏の小説「All You Need Is Kill」をもとに映画化されたハリウッド・アクション超大作。
日本公開に先駆け、1月9日より週刊ヤングジャンプにて「DEATH NOTE」「バクマン」などで知られる小畑健氏による本作の漫画連載が開始され、早くも注目が集まる中、
ダグ・ライマン監督が、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 (作品は未完成)を携え、『ジャンパー』(2008年日本公開)のプロモーション以来、約6年ぶりの来日を果たし、3月13日(木)にユナイテッドシネマ豊洲にて、プロデューサーのアーウィン・ストフとともにマスコミ各社、興業社向けにプレゼンテーションを実施した。
監督自ら本作の映像を携えてのプロモーションは、撮影地でもあるイギリス(ロンドン)、スペイン(マドリッド)、日本の3カ国のみで、日本の小説が原案である本作へのリスペクトが伺える。

本作の舞台は侵略者から熾烈な襲撃を受けている近未来の地球。現在の人類の軍事力では、その攻撃に耐えうる術はない。対侵略者の決死の任務に就くことになったウィリアム・ケイジ少佐(クルーズ)は戦闘の端緒で一矢を報いることもなく戦死してしまう。しかし、次の瞬間、ケイジは自分が不可思議なタイムループの世界に囚われていることに気づく。無限に繰り返される戦闘、そして死∞。
しかし、永遠に続くかのように思われた閉ざされた世界に、やがて一筋の光が差す。特殊部隊の軍人であるリタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と共に敵との戦いを繰り返す間にケイジの戦闘技術は次第に磨き上げられていく。そして、終わりのない戦い敗北を続けるふたりは、少しずつ敵を倒す糸口を掴んでいく――

主演はアカデミー賞ノミネートに輝くトム・クルーズ(『ミッション:インポッシブル』シリーズ、『コラテラル』『ザ・エージェント』)とエミリー・ブラント(『プラダを着た悪魔』『アジャストメント』)が務め、『ボーン・アイデンティティー』『Mr.& Mrs. スミス』のダグ・ライマンが監督を務める。ワーナー・ブラザース映画、ビレッジ・ロードショー・ピクチャーズ製作。ワーナー・ブラザース映画ならびに一部地域はビレッジ・ロードショー・ピクチャーズより2D/3D&IMAXにて全世界公開となる。

【日  時】 3月13日(木)  
【場  所】 ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン8
【時  間】  午前11時 開始 
【登壇者】  ダグ・ライマン(監督)、アーウィン・ストフ(プロデューサー)、桜坂洋


◆フッテージ上映&プレゼンテーション実施レポート
2014年3月13日、午前11:00にユナイテッドシネマ豊洲が興奮でどよめいた。
全米では6月6日、日本では7月4日に公開されるトム・クルーズ主演、初の3D作品(IMAXも同時上映予定)となる『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の映像プレゼンテーションが行われた。プレゼンテーションの壇上には、ダグ・ライマン監督と製作のアーウィン・ストフとが顔を揃えた。冒頭、トム・クルーズから日本のファンに向けられたスペシャル・メッセージの上映、引き続き約24分間の本編映像が公開された。

「日本が生んだユニークな原作を、素晴らしいスタッフ、共演者と共にご覧いただけることが楽しみ」と語り始めたトムは、原案者となる桜坂洋氏への最大級のリスペクトを贈ると共に、最新作の独特な世界観について言及。
本作でプロデューサーを務めたアーウィン・ストフは「今まで映像を持って世界を巡ってきましたが、今回この映像を持って日本に来ることは特別なものとなりました。この作品は日本で生まれたと言っていい。アイデアやストーリーが日本で生まれ、故郷に帰ってきた。」と説明。ダグ・ライマン監督も「この映画の完成版を早く観たい気持ちでいっぱい。この仕事を誇りに思っている。そしてトム(・クルーズ)が今までの映画の中でこんなにも人々を驚かせる演技をしたのは初めて。」と興奮しきりだった。

ダグ・ライマン監督は「この小説に惹かれました。戦場の前線におけるラブストーリーが描けるという期待と、非常に独創的な映画をつくれるというチャンスに惹かれた」と、本作を撮影する上での魅力を語り、アーウィン・ストフは「集英社の友人から小説が送られ、素晴らしい小説だと分かったんです。すごく独創的なビジョンを描ける作品で魅力を感じた」と、日本の小説を原案とする経緯を述べ、監督にダグ・ライマン、主演にトム・クルーズ、エミリー・ブラントとアーウィン・ストフが描く理想の人物たちがキャスティングされたことを明かした。

本作の舞台は、熾烈な襲撃を受けている近未来の地球。トムが扮するウィリアム・ケイジ少佐は、本格的な戦闘を前にあっけなく命を落とす。ところが、意識を取り戻し、自分が不可解なタイムループの世界にいて、何度も戦闘と戦死を繰り返していくことに気づいていく。トムと出会う兵士・リタ・ヴラタスキ役は、エミリー・ブラントが演じる。

トム・クルーズのメッセージによると、劇中でトムたちが着用する重そうなコスチュームは36kg、装備によっては55kgにもなるという。ダグ・ライマン監督は「あの重いスーツはいちばんチャレンジングだった。撮影に臨むまでに1か月のトレーニング期間が必要だったし、座って立つのも、クレーンやケーブルがないと立てないくらいの重さがあった」と語った。また、トムについて「今回の彼は、最初から最後まで臆病な男。トムがそういうキャラクターに挑戦したのは、いままでにない発想だった」とアピールした。

さらに、原案となる小説「All You Need Is Kill」の桜坂洋氏も登場し、映画の撮影現場に訪れ、実際に本作に登場するスーツを着て撮影に参加する機会にも恵まれたそう。「監督が『撮ってあげるよ』と撮ってくれたのですが、僕の演技がダメだったのか、30テイクくらい撮影して、死にそうになりました(笑)。でも、そこでやめると言うとしらけそうだったので、死ぬ気で演じてやっとOKがでた。プロのいるところに変に行くものじゃないと思った」と撮影での裏話を明かし、笑いを誘った。

「僕の想像を超えた作品となっている。本当に映画館で観ることが楽しみなので皆さんも楽しみにしてください」と桜坂洋が述べ、「小説には本当にすごく独創的でイマジネーションがあふれていた。だから映画化のハードルがすごく高かった」と、ダグ・ライマン監督からも桜坂へ絶賛のコメントが寄せられる一幕も。
最後にアーウィン・ストフプロデューサーが「あなたの小説を決して汚すことはしません。どれほどの大作になっても、核になるアイデアを大事にしたいといつも思っていました」と桜坂へのリスペクトを述べ締めくくった。

2014年3月17日 21時30分

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