TGC2014A/W 道端ジェシカのオーラに圧倒される
9月6日(土)、さいたまスーパーアリーナで行われた『第19回 東京ガールズコレクション 2014 AUTUMN/WINTER』を取材してきた。
年に二回のおしゃれなファッションイベント。筆者も毎回この取材は何よりも楽しみにしているのだけど、何しろ集合が午前10時で、終了が午後10時半と、取材は半日がかり。その間、カメラのファインダーをのぞきながらシャッターを押し続けるのは、かなりの重労働である。でも、それでも決まって、「行って良かった」という満足感が得られる大好きなイベントである。矢沢永吉のシークレットライブも拝むことができたし、今回も熱いイベントだった。
映画の初日舞台挨拶とかは何千回も取材してるけど、そういうイベントとはまったく雰囲気が違う。何といってもモデルさんの表情が生き生きとしている。ランウェイを歩いているときは、何千人という人たちがそのモデルに注目するわけだから、これでいい気分にならないわけがないよね。そして観客の大歓声。モデルの中でも、トップクラスといえるモデルが登場すると、その場の空気が一変して、大喝采が浴びせられる。この瞬間はいつ見ても感動的である。
山田優はいつもこのイベントの花形なんだけど、今回は山田優はお産のため欠席。トップスターが欠けちゃった状態での開催だったけど、大いに盛り上がった。
TGCの花形クラスといったら、他にも土屋アンナ、香里奈、道端アンジェリカ、ローラ、山本美月、桐谷美玲、大政絢もいる。映画やテレビでも活躍しているモデルは、やっぱりオーラが違う。各ステージのトップバッターとトリを務めるのは彼女たちの仕事だ。
土屋アンナは登場してきただけで、会場の空気を一変させるし、今回は登場するたびにまったく違ったウォーキングを披露してくれた。ノリノリに踊って出てきたこともあったけど、姐御風の土屋アンナだと盛り上がるよね。
香里奈は、ランウェイの先端に立たせたら、もう圧巻。ポーズにも何かレベルの違いを感じさせるものがある。そして香里奈のときはいつも風があてられて、髪がなびき、トップスターの風格を見せる。
道端アンジェリカは、すらりとして、堂々たるウォーキング。サングラスをくわえたり、会場でどこかを指さしたり、そういう仕草がかっこいい。
ローラは、一番最初に登場したモデル。一番重要な役目を果たした。残念ながら、WEB媒体は写真撮影NG。公式サイトでは写真が載ってるのに。前回はよくてどうして今回がNGなのか理由は不明。誰よりも存在感があったので、写真をアップできなかったのが悔やまれる。
中でも今回のMVPにしたい人は、マギーだ。ピーチ・ジョンのステージでのセクシーな下着姿で司会者と報道陣を釘づけにし、さらにエイブルのステージではトークショーも。あの笑顔は、撮影していて、かなり癒されたものです。
それから、渡辺直美。この人がどんどんファッション界のカリスマに見えて来た。自身のブランドPUNYUS(ぷにゅず)をひっさげて登場した渡辺直美は、得意の口パクライブを披露したが、これがド迫力で、笑いの中にも感動があった。ブランドのクオリティもかなり高かった。
そして、圧巻は、シークレットゲストとして登場した道端ジェシカ。この日、一番大きな喝采を浴びて登場したが、ウェディングドレスをまとったその姿から発せられるオーラがどれだけ神々しかったか。報道陣も、シャッターを切りまくったから、パシャパシャパシャと、今まで聞いたこともない異様なほどに物凄いシャッター音が報道席を響き渡った。
筆者も撮るのに夢中になって、後から気付いたんだけど、ジェシカのときは、スポットライトも通常の数倍強めに当てられていたようで、写真が全部露出オーバーで真っ白になっていたという不覚を取ってしまったのです。悔しい! いつもならちゃんと都度確認しながら撮るのに、それを忘れてしまうほど、ついジェシカに見とれてしまっていたというわけ。いやぁ、本当に感動だった。(澤田英繁)