最強の戦隊が誕生? 女子とはこういうもの『女子ーズ』公開
6月7日(土)、新宿にて、『女子ーズ』の初日舞台挨拶が行われ、最強の戦隊を演じるレッド役の桐谷美玲、ブルー役の藤井美菜、イエロー役の高畑充希、グリーン役の有村架純、ネイビー役の山本美月の他、佐藤二朗と福田雄一監督が登壇した。
パッと見は、戦隊ヒーロー物のような『女子ーズ』であるが、これを手がけたのは『変態仮面』、『コドモ警察』の福田監督、これがおかしな内容にならないわけがない。なんと、構想に10年もかかったということで、監督が「女子というものは、こういうものだよ」ということをイメージして作っちゃった、女子に対して非常に失礼しちゃう映画なのだ。
参上するにも片手間だったり、いつもマイペース。そんな自由な女子たちを、桐谷始めそれぞれが主役を張れるほどのネームバリューを持った人気女優たちがおもしろおかしく演じている。
戦隊のリーダー格はもちろん正義のレッド。演じる桐谷は、「今朝から雨で、昨日今日とずっと雨だったので、今日はみんなドタキャンしないかと心配していました」と、いかにも女子っぽい挨拶で盛り上げていたが、観客の声援が女子たちよりも佐藤二朗に対して大きかったことに監督は不満げに「ちょっと待ってよ、女優が5人もいるのに二朗さんにだけその歓声はないでしょ」と客席にツッコミを入れていたが、佐藤の熱心なファンが佐藤がどこに住んでいるのかを喋ってしまい、監督と佐藤を困らせる一幕もあったが、佐藤が機転を利かせて「おばちゃん、今すぐ帰ってください!」と笑い飛ばしてなんとか治まった。
桐谷はそんなやりとりを見て、「二朗さんはいつもアドリブを言って笑わせるんですよ。素で笑ってました」とコメントし、和やかな現場だったことをうかがわせた。
プライベートでもこの5人は相当女子が入ってるらしく食事会をやっても5人全員が揃った試しがなかったとか。福田監督はそんな女子たちを見て「女子は怪人をなめてかかってるし、今日は戦いにいくのやめにしない?みたいな感じで会話シーンだけで終わるストーリーができそう。深夜枠の10分ドラマとかやりたい」と続編のアイデアが湧き出ている様子だった。
『女子ーズ』は現在公開中。