ヒュー・ジャックマンは本当に日本びいきか?
5月27日(火)、六本木にて、『X-MEN:フューチャー&パスト』のジャパンプレミアが行われ、主演のヒュー・ジャックマンと日本語吹替版キャストの剛力彩芽(ミスティーク役)が登場した。
すでに映画は30日から公開中で、現在大ヒットを飛ばしているところだが、Facebookなどでも『X-MEN』シリーズの最高傑作との声もよく聞く。
今回は、いかにヒュー・ジャックマンが親日家かということについて書かせてもらう。ヒューと言えば、去年の8月にも『ウルヴァリン:SAMURAI』で来日したばかりで、あれから1年も経っていない。2012年にも『レ・ミゼラブル』で来日していて、近年は毎年来ている印象である。日本ロケで映画を撮ってから、すっかり親日家になったようで、どうしても日本に来たかったようで、今回はたったの24時間の特急来日となった。
「世界で一番素晴らしい国・日本を最後に公開する国としてとっておいたんだ。これからも何度でも日本には戻って来たい」と日本のファン向けにコメント。この辺はまあどんなスターでもお約束のように言うお世辞の範囲ではあるが、ヒューのInstagramによると、有楽町の高級寿司屋に行ったとあり、短い期間に日本を楽しんだ様子。日本をべた褒めするのはあながちお世辞だけではなさそうだ。
その証拠に、ヒューの今回のコメントは実に興味深いものであった。「オリンピックの開催地に選ばれておめでとう」・・・。日本人にとっては、ちょっとブームが過ぎ去った古い話題に思えるが、ここにあえてオリンピックの話をしたことには意味がある。ヒューは前回来日したときに「オリンピック開催地としてふさわしい国は日本を置いて他にはない。僕だったら日本を推薦する」みたいなことを記者会見で発言していた。そして、本当にその通りになったから、今回あえてオリンピックの話題を持って来たのである。さすがヒューである。今回に限らず、実はヒューの発言は前回来日したときの発言とさりげなくリンクしていることが多いのである。あまりにさりげないからほとんどの人がこの関連に気づかないけど・・・。
今年の発言は、「日本は大好きなんだ。もちろん僕の故郷のオーストラリアも好きだから、ワールドカップの決勝戦はオーストラリア対日本になるといいね」だった。それと「彩芽は歌と踊りもできるんだね 次はミュージカルにしようか」とも言っていた。次回作はミュージカルになるかもね?(取材・澤田英繁)