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【理想の夫婦】ポール・W・S・アンダーソン監督とミラ・ジョヴォヴィッチ

5月26日(月)、六本木にて『ポンペイ』のジャパンプレミアが行われ、監督のポール・W・S・アンダーソンが妻のミラ・ジョヴォヴィッチを連れて登場し、今も変わらないラブラブぶりを見せつけた。

『ポンペイ』は、西暦79年にヴェスヴィオ火山の大噴火によって一瞬にして火砕流に飲み込まれた都市ポンペイを最先端のVFXで描く。有史以来最初の大災害ともいえる出来事を、壮大なスケールで映画化した古代版ディザスタームービーといえる作品だ。

ジャパンプレミアのカーペットイベントは屋外で行われたが、髪が乱れるほどの強風が吹き荒れる中での開催となったが、そんな中でもアンダーソン監督とミラは新婚夫婦かと思うばかりのアツアツぶりを見せつけた。登場してフォトセッションをするところでも、ミラは監督に熱い視線を送り、その表情はまるで恋する乙女状態。撮影中も監督に寄り添う形でベタベタして、ミラにこんな可愛げがあったのかと新たな発見があった。カメラマンが撮影している最中もキスをしたり、お互いに幸せそうに満面の笑顔で見つめ合っていて、以前『バイオハザードV』で夫婦そろって来日したときよりも明らかにラブラブ度が増している感じで、いかにもそれは羨ましい光景であった。

場所が変わって、映画館でアンダーソン監督の舞台挨拶になると、ミラは作品には出演していないので客席の端の方に座って監督を見守っていた。監督が『ポンペイ』の思いについて色々語っていると、突然ミラが横から「ポテトの話をしてよ」とちょっかいを出して来た。監督は「妻が指摘してるね。『ポンペイ』はリアルに西暦79年を表現しているけど、内容に間違いが無いように、歴史の専門家の先生方にもちゃんと確認してもらったんだけど、ポテトを食べるシーンだけ間違っていると指摘されたんだ。ヨーロッパでポテトが食べられるようになったのは1500年も後になってからなんだって。そう言われたときには宿題の間違いを指摘されたみたいで恥ずかしかったよ」とコメントしていた。

ミラはその後も客席からマイクなしのまま監督にちょっかいを出し続けた。花束ゲストとして登場した黒木メイサに嫉妬するような一幕まであった。司会者が「黒木さんはSF映画にも出ているし、ダンスも踊れるし歌も歌えるんですよ。監督の次回作にどうですか?」と黒木を売り込むと、監督は「僕だって歌って踊れるよ。僕と同じだね」とコメント。するとミラは「同じって、私より黒木さんと結婚されているということかしら?」とここでもちょっかいを出し、監督は「僕は夢の中でも君と一緒だよ」とすかさずミラをなだめていた。

黒木の映画出演の可能性について、監督が「僕は美しい女性と仕事をするのが楽しみだけど、あとは銃を使えればね」と言うと、黒木は自信ありげに「(銃は)バッチリですよ」の返事。ミラは「じゃあ採用決定ね。安心して。ポールは私の言うことだったら何でも聞くのよ」と黒木を後押ししながらも、監督が自分にメロメロであることを得意げに話していた。

主役にキット・ハリントンを薦めたのも実はミラだった。監督はキャスティングした理由について「妻に”イケメンの俳優がいるから主役にしてみたら”って言われたからだよ」と語るなど、監督のコメントはどれも妻についての話ばかり。ミラはそんな監督に「愛してるわ!」のラブコールを送っていた。

いっそのこと、その勢いでミラがステージに乱入していればどんなに盛り上がったか。監督の顔を立てるためだろう、ミラがステージに立つことはなかったけれど。しかし、ミラは監督に熱い投げキスを送ったり、その息の合ったやりとりはまさにこれぞオシドリ夫婦であった。

ミラ・ジョヴォヴィッチ
(見よ! これがミラ・ジョヴォヴィッチのラブビームだ!)

ミラ・ジョヴォヴィッチ
(客席からミラ・ジョヴォヴィッチが監督にちょっかいを出して大笑いしているところ)

『ポンペイ』は、6月7日(土)全国公開。(取材・澤田英繁)

2014年5月27日 01時47分

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