『俺たちの明日』初日、眞木大輔は口説き上手
『俺たちの明日』が4月5日に初日を迎え、新宿バルト9で主演の眞木大輔、共演の大東駿介、中尾明慶、佐津川愛美、武田真治、平田満、橋本一郎、中島良監督が舞台挨拶を行った。
超一流の盗人・不動龍(眞木)は、心の奥底にある願いを叶える伝説の金貨を盗むため、小田切俊郎(大東)と横倉貴史(中尾)を連れて、裏取引も行なう質屋「K」に忍び込む。しかしそれぞれ別々の目的を持った男たちと鉢合わせをしてしまったことから、思いもよらない事態に巻き込まれるというストーリー。
作品の内容にちなんで、メンバーそれぞれが、「明日起こしたい奇跡」をプレートで発表することになった。奇跡ということで、書く内容は基本的に自由ということで、おのおのまったく違うことを掲げていた。
紅一点の佐津川は、明日起こしたい奇跡に「男」と掲げ、一瞬ファンをドキッとさせたが、「私、男になってみたいんです。みんな男同士に殴り合って楽しそうなので」とコメントし、ファンをホッとさせた。眞木は「佐津川さんがアクションすると、普段と違っていてドキドキしそう」とコメントして、そのあまりにも自然な口説き文句に武田も「さすが、話を広げますね」と感心しきり。眞木は「その解説はやめて」とすぐさま切り返していた。
橋本が掲げた奇跡は「一昨日壊れたノートPC復活」。これを見た武田は「新しいパソコンじゃダメなの? 捨てられない動画とかが入ってるの?」と追求して笑わせた。
平田は、「恵まれない子供たちを幸せに」と、この状況にしてはあまりにも綺麗すぎることを書いてしまい、かなり恥ずかしそうにしてプレートを何度も隠していた。
武田は、「このメンバーでパート2を作る」と掲げるも、「これは絶対にありえないですから!」と自信満々に語り、場内の笑いを誘っていたが、監督から「皆さんのご支援があればなくはない話。そうなるとタイトルは『俺たちのイエスタデイ』ですよね」とフォローされていた。
中尾は、「ピーマン」と掲げ、みんなから笑われていたが、本人は「僕にとっては重大な問題なんです。子供が食事をしていく中で、父親が好き嫌いをしてたらまずいでしょ」と話していて、「子供みたいだ」と他の登壇者から集中攻撃でからかわれ、司会にまで「素敵な奇跡ですね」と適当にコメントされて、中尾は子供みたいにスネた真似をして会場を沸かせていた。
一方、大東は「ほほ毛が生える。できればモミアゲも」という珍回答。「僕、ほほ毛ももみあげもないんですよ。生やしても貴公子みたいなヒゲしかはえてこない。時代劇とかで、生やしたいんですけどね」と願望を明かしたが、武田に「お公家の麻呂なら似合いそう。麻呂専用でどうですか」と茶化されていた。
最後に、眞木が、お約束のように「『俺たちの明日』大ヒット!」と掲げ、「二転三転、人間関係も変わっていって面白い映画です」と映画をPRして、イベントをうまくまとめていた。