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人気投票で僅差、『平成ライダー対昭和ライダー』勝利はどちらに

3月29日(土)、新宿バルト9にて、『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』の初日舞台挨拶が行われ、藤岡弘、、佐野岳、井上正大、半田健人、小林豊、白石隼也、志田友美、速水亮、菅田俊、板尾創路、柴崎貴行監督が登壇した。

仮面ライダーには、昭和ライダーと平成ライダーが存在する。昭和時代に放送された仮面ライダーと、平成になってからスタートした新シリーズである。昭和と平成で、スタイルもデザインもずいぶんと違う。往年のファンなら、仮面ライダーといえば最初に初代ライダーの顔を浮かべる人も多い。平成ライダーは現代のちびっこたちから愛されている。

この映画では、なんとこの昭和と平成をぶつけて対決させるという、すごい企画を実現させている。しかも戦隊ヒーローまで登場するという、まさにお祭り騒ぎの映画だ。以前、配給の東映は、暴れん坊将軍とライダーを共演させて度肝を抜いたこともあったが、今回はまたどえらいことをやってくれたものである。

しかし、そのおかげで、初代ライダーの藤岡弘、の38年ぶりの変身が見られるという夢の特典がついた。藤岡は「体が震えて電流が体中をかけめぐりました」と38年ぶりに変身した感動を伝えていた。

実はこの企画、結末が最初から2パターン用意されていた。昭和と平成、戦ってどちらが勝つか。これをファン投票で決めて、勝った方の結末を採用することになっていたのである。東映ヒーローの夢の対決はこれまでの映画でもしばしばあったが、しっかりと勝敗を決めるのはこれが初だとか。その結果は初日のこの舞台挨拶で発表された。

投票数は、なんと277万票以上。これはAKB48総選挙の投票数を超える。そして結果は、なんと、たったの760票差で平成ライダーの勝利となった。「ガチの対決だったが、ここまで接戦になるとは思わなかった」と東映関係者がその結果に一番驚いたほどの僅差だった。実はインターネット投票では圧倒的な差で昭和ライダーが票数を集めていたが、劇場投票でちびっこたちの人気を集めて逆転したという。

藤岡は「平成が勝って良かったです。君たち平成の若者が未来を作っていくんです。私も本心では平成に勝って欲しいと思っていました。仮面ライダーをこれからも受け継いで行って欲しいです」と、少しも負けた悔しさを見せず、笑顔で平成の勝利を祝福していた。一方、平成ライダー代表の佐野は「どちらが勝っても良い作品」と往年のヒーローを讃えていた。

『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』は現在公開中。

2014年4月2日 13時26分

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