『ワン チャンス』ポール・ポッツが荒川静香のパワーソングを披露
オーディション番組に出てたった一夜にして世界的なオペラ歌手になったポール・ポッツの半生を映画化した『ワン チャンス』のプレミアライブイベントが3月12日（水）、品川で行われ、ポール・ポッツ本人が登場し、『誰も寝てはならぬ』を披露した。花束ゲストにはトリノ五輪フィギュアスケート金メダリストの荒川静香が登場した。
ポール・ポッツは、「この映画は、笑えて、温かい気持ちになれる素晴らしい作品だと思いました。でも、こういう作品は、普通は死んだ後に映画化されるものですよね。まだ生きてるのに僕のことが映画になるのは、少し不思議な気分です」とコメントして会場の笑いを誘っていた。
ポール・ポッツが『誰も寝てはならぬ』を歌うと、荒川静香は「鳥肌が立つとはこのこと。パワーの中にまろやかさがあって、体が包み込まれるようでした。すっかり聞き入っていたので、スケートのことを忘れていました」と感動しきり。「この曲は、ポール・ポッツさんがチャンスをつかみとった曲。私にとっても金メダルを取った曲なので特別な縁を感じる。私にとってのパワーソングです」とコメントしていた。
イベント後半には、藤澤ノリマサも登場し、ポール・ポッツと二人でオペラバージョンの『ムーン・リバー』を歌った。藤澤は「ポール・ポッツさんと一緒に歌えると聞いて、熱を出してしまった」と興奮気味に共演できた喜びを語っていた。
本作の監督は『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケル監督である。この日のイベントに出席したフランケル監督は「ポール・ポッツと同じステージに立てていることが嬉しい。この映画は、愛する人や、いろいろな人に愛されて生きていくことを描いています。この作品が自分を高めるのに役立ててもえらえれば幸いです」と話していた。
なお、ポール・ポッツは本作では主人公の歌声の吹き替えを担当している。『ワン チャンス』は、3月21日（金）から、TOHOシネマズ 有楽座ほかで全国公開される。
