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クリス・ヘムズワース、100人のコスプレファンと共にマカンコウサッポウに挑戦

1月26日(日)、アクアシティお台場メディアージュにて、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の「最強最速ファンイベント」が行われ、主演のオーストラリア俳優クリス・ヘムズワース(30)が登場した。

『アベンジャーズ』という映画が公開されて大ヒットを記録したのはまだ記憶に新しい。『アイアンマン』、『インクレディブル・ハルク』、『キャプテン・アメリカ』、『マイティ・ソー』の主人公たちがチームを結成して地球の平和を守るアクション大作だった。それぞれの映画でそれぞれの世界が絶妙にリンクしているところがアメコミファンのハートをつかんでいる。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は『マイティ・ソー』の続編にして、その中には『アベンジャーズ2』へと続く重要なヒントも隠されているという。

この日『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』が日本最速で上映される上に、クリス・ヘムズワースご本人がわざわざ初めて日本に来てくれるということで、このイベントを盛り上げようと、会場には『アベンジャーズ』のキャラクターのコスプレをした100人のファンが集まった。ハルクのお面をかぶった女性ファンもいれば、結構本格的にキャプテン・アメリカになりきっている男女もいて、みんな手作りのコスチュームだというからびっくりである。中でもアイアンマンのスーツを忠実に再現した非常に完成度の高いコスチュームで登場した猛者もいて、まだクリス・ヘムズワースご本人が登場する前から会場は熱気でムンムンしていた。

司会が「みんな、今日のイベント、楽しんでるかい!?」と聞くと、全員で「ソーですね!」と腕をつきあげ、息もバッチリである。これからこの100人がとんでもないことをやらかそうという話である。なんでもクリス・ヘムズワースご本人と一緒に、マカンコウサッポウをやってやろうじゃないかというのだ。マカンコウサッポウとは、去年女子高生の間で流行った遊びで、物凄く強烈な攻撃を受けて勢いよく吹っ飛ばされたふりをして、その様子を写真に収めるというものである。クリス・ヘムズワースご本人にあのハンマー「ムジョルニア」で大地を一発叩いてもらい、その衝撃波で全員仲良く吹っ飛ばされたい。映画の名シーンを俺たちの手で再現してやろうじゃないかという魂胆である。

しかし、クリス・ヘムズワースご本人を前に失敗は許されないということで、佐々木健介&北斗晶ファミリーが応援にかけつけ、まずは佐々木ファミリーにみっちり練習をつけてもらうことになった。佐々木健介はSNSでも『マイティ・ソー』を絶賛するなど以前からファンを公言していたが、北斗は「世界一かっこいい!」というほど熱烈なクリス・ヘムズワース・ファンということで、呼ばれてないのに無理矢理呼んでもらったきたのだと興奮気味に語っていた。

何度か練習を繰り返して、エンジンも温まってきたところで、いよいよ「あちらの階段をご覧ください!」と司会者が指さすと、『マイティ・ソー』のテーマ曲が爆音でかかり、コスプレファンは絶叫した。クリス・ヘムズワースご本人の登場である。何度もVサインしながら満面の笑顔で会場に来たクリスだったが、アクアシティの吹き抜け階段の下が会場だったため、その辺を歩いていた買い物客もびっくり。思わず立ち止まってケータイで写メを撮る人が続出した。

クリスは、なんと100人のコスプレファンの間(仕切りなど何もない!)を縫って登場した。頭ひとつとびぬけてでかかったクリス。宿敵ロキのコスプレをしているファンを見て、「君たち、本物かと思ったよ」とにっこり笑顔でコメント。北斗も念願のクリス様と拍手してポーっと顔を赤くしていた。クリスは「僕は相撲に興味があるんだ。今日が千秋楽だったそうだから、明日の朝稽古だけでも見たいね。アクションの勉強になると思うんだ」とコメントしていたが、日本文化に色々と興味を持ってくれて嬉しい話である。

さて、いよいよ名場面がクリス・ヘムズワースご本人の手で再現されることになった。「せーの」で大地を叩くクリス・ヘムズワース。幸せそうに吹き飛ばされるふりをするファン。全員コスプレ、100人という大人数、そして世界的に有名な映画スターに一発をお見舞いしてもらうという、前代未聞、最高にぜいたくなマカンコウサッポウが実現した。強烈にすごい一枚が撮れた(写真)。このときのクリスの顔は、きりりと輝き、まさにソーの顔になりきっていた。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は2月1日(土)より全国にて2D/3D同時公開。(澤田英繁)

2014年1月27日 16時18分

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