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自然体で演じた二階堂ふみ 『ほとりの朔子』がナント三大陸映画祭でグランプリを受賞

1月18日(土)、渋谷にて、女優の二階堂ふみが主演映画『ほとりの朔子』の初日舞台挨拶に鶴田真由、太賀、杉野希妃、深田晃司監督と共に登場した。

『ほとりの朔子』は、東京国際映画祭にコンペティション部門で参加したほか、ナント三大陸映画祭で「金の気球賞(グランプリ)」と「若い審査員賞」をダブル受賞、タリン・ブラックナイト映画祭では日本人初の監督賞を受賞するなど国際映画祭で高く評価された作品だ。二階堂は避暑地でひと夏を過ごす18歳の主人公・朔子を好演している。

深田監督は、「毎回作り方は変わらないが、今回は二階堂さんを撮りたいというのがモチベーションだった。映っている人間を見てほしい」と語っていたが、二階堂は「朔子は表でもなく、裏でもない真ん中。どっちに寄るわけでもなく、良い意味で浮遊感のある役でした。現場では川のせせらぎのように自然な時間が流れていて、場の空気感を大事にして演じました」とコメントしていた。鶴田も「深田さんはナチュラルな会話を大切にされていて、人間を見る目線と優しさが感じられる」と語っていた。

本作のプロデューサーでもある杉野は、「プロデューサーと女優の二足のわらじという言葉は私は好きではないんですね。映画に携わっている人間として、現場でも映画を作り上げていますから。最近では見られない日本映画なので、旅をしているような気持ちで楽しんでください」と話していた。

『ほとりの朔子』はシアター・イメージフォーラムにて、現在公開中。

2014年1月20日 12時44分

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