橋爪功、エロティックな絡みがなくてがっかり
12月1日(日)、港区のニッショーホールにて、時代劇専門チャンネル『鬼平外伝 老盗流転』特別上映会が行われ、出演者の橋爪功(72)、國村隼(58)、若村麻由美(46)、監督の石原興(73)が登壇し、舞台挨拶を行った。
橋爪は、「これに出るとき、台本に若村さんととてもエロティックな絡みのシーンがあったんですよ。だからもちろん僕はそれを楽しみにしてたんですよ。歯磨きして、ボディローションも塗って。そしていざ本番になると、監督が”カメラ出て来ないから顔だけここからちょこっと出して”と言って、一指も触れさせてもらえなかったです。でも映像では本当にやってるように見えるでしょ。演出ってすごいですよね」とコメントしていた。若村も「あえて触れずに描くなんて、史上最高のエロス。監督はそうとうエッチなんだなと思った」とコメントしていたが、監督は「めんどくさいんですよね」と意外にさらりと話していた。橋爪は「監督は省略と飛躍の権化ですから。あっちの映画では普通にジジイも絡みのシーンがある。あれはちゃんと触ってるよ」とまだまだ未練があったようで、「今ここで絡みをやってないことをバラすと放送のときに違う見方になってしまう。ここにいる人だけのオフレコということにしますか」と冗談を言うなど、絡みについての話題に終始していた。
時代劇専門チャンネルは、まさに時代劇ファンにはたまらない番組ラインナップになっている。12月から1月にかけても番組表を見ているだけで時代劇ファンならよだれが出てくる特集ばかり。
12月14日(土)から、池波正太郎を3ヶ月にわたって特集する他、日替わりで藤田まこと主演『剣客商売スペシャル』全6作品を一挙放送。さらに京マチ子主演の『必殺仕切人』が12月11日(水)から放送スタート。そして大晦日には年末定番の『忠臣蔵』関連作を一挙4作品放送。この他、市川雷蔵の映画を5作品放送したり、映画『利休にたずねよ』の公開特別番組が放送されるなど盛り沢山の内容である。
石原興監督は、「時代劇は腐らない」という堂々たる一言でこの舞台挨拶を締めくくり、会場に訪れていた年配の時代劇ファンから拍手喝采を浴びていた。
時代劇専門チャンネル『鬼平外伝 老盗流転』は、池波正太郎原作の最新作オリジナル時代劇。池波正太郎が愛したフィルム・ノワールの世界を時代劇で描くことをコンセプトにしている。2014年1月4日(土)よる9時放送。