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『ジ、エクストリーム、スキヤキ』井浦新、窪塚洋介の名コンビが復活

11月23日(土)、テアトル新宿にて、『ジ、エクストリーム、スキヤキ』の初日舞台挨拶が行われ、前田司郎監督、井浦新、窪塚洋介、市川実日子、倉科カナが登壇した。

本作は、絶縁状態から15年ぶりに再会した2人の男性が、女性2人を交えて旅をする物語。『ピンポン』以来11年ぶりに井浦新、窪塚洋介の名コンビが復活した。

井浦は、最初の挨拶で「映画にしては珍しく、しっかりと2週間くらい稽古をやりました。監督の作った世界を役者が温度調節していくのは、映画ではなかなかないやり方でした」と真剣なまなざしで振り返っていたが、その横で窪塚が「長いよ」とバッサリ。そこから場は一気に和んだ。窪塚は、市川から「ちょっちゅね」と振られてすぐさまシャドーボクシングで具志堅用高の真似をして笑わせたり、『ジ、エクストリーム、スキヤキ』の本を足下にわざと置いて「あっ、なんだこれは?」と拾って宣伝したり、舞台上でもやりたい放題だった。

本作は海に行く青春映画だが、倉科は「友達もあまりいないし、仕事で忙しくて、私青春時代というものがなかったんですよ。ですからこの映画で体験したことが初めての青春でした。初めて友達と海に行って、すごく楽しかったです」と意外なコメントで驚かせた。

劇作家として、小説家として、脚本家として、役者として、世界中様々な分野で活躍してきた前田司郎による初めての映画監督作ということでも話題を集めている本作だが、前田監督は、「映画は素人なので、もっと素人ぽく撮ればよかったのに、そつなくできた」とやや自慢げ。しかし、窪塚は舞台上でも監督をイジり邦題。「監督は本当にすごかった。監督は普通はモニターの前に座るものなのに、前田さんはカメラの横に座るんですよ。まるで生まれながらの巨匠みたいでした」と、いたずらぽくコメントしていた。前田監督は、「そこは全然知らなかったんですよ。横で笑って、”音が入りますよ”と助監督に怒られた」と自虐的にコメントしていた。

『ジ、エクストリーム、スキヤキ』は、現在公開中。

2013年11月25日 07時07分

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