ビートルズのドキュメンタリー『愛しのフリーダ』上映会に元ビートルズの秘書が登場
11月17日(日)、有楽町にて、『愛しのフリーダ』の日本最速上映イベントが行われ、ライアン・ホワイト監督と、世界的なロック・バンド、ビートルズの秘書を務めたフリーダ・ケリーが登場した。
本作は、フリーダ・ケリーがビートルズ・メンバーとともに過ごした11年間の日々を語るドキュメンタリー映画。英米以外での上映は日本が初である。
メンバーのジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スターの全員と親密な仲にあったフリーダだけに、この日の上映会には多くのビートルズ・ファンが詰めかけた。Q&A形式で行われたが、「ポールはいつもどこかの女の子のところに行ってたからサインはなかなかもらえなかったわ」、「ファンレターの返信には必ず本人直筆のサインを入れていたわ」など、次々と出てくるメンバーのプライベートなエピソードに、ファンもほっこりしていた。
今月はビートルズのニューアルバム『ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』が発売され、さらにポール・マッカートニーが来日公演中ということで、まさにビートルズブームに沸いている最中。フリーダも「ポールと同じ時間に東京にいられて嬉しいわ。私も久しぶりにポールを見たいから東京公演を見に行くわ」と上機嫌に話していた。
いつもメンバーの誰かに恋していたというフリーダ。「もし4人のうちの誰かと結婚するなら誰とする?」という質問には「まず1人と結婚して、1週間後に離婚して、結婚と離婚を4回したいわ」と茶目っ気たっぷりに話していた。
また、通訳が「マッシュルームカット」という言葉を使ったことに対しては、「初めて聞いた言葉だわ。リバプールではビートルズカットというのよ」と意外な事実が。フリーダはにっこり微笑んで、「でもマッシュルームカットという表現もその通りね。今からリバプールでその言葉を流行らせるようにするわ」とコメントしていた。
フリーダに好きなビートルズ・ソングをあげてもらうと、「選べないわ」といいながらも、「I'm Only Sleeping」、「I Feel Fine」、「While My Guitar Gently Weeps」、「This Boy」のタイトルが出て来た。ライアン・ホワイト監督は「ビートルズの曲は映画ではなかなか使わせてもらえないんだけど、今回は特別に4曲だけ使っていいことになったんだ。それだけフリーダが信頼されているということだね。どの曲を使うか迷ったけど、映画の中で使った4曲が僕の好きな曲ということになるね」と話していた。
花束ゲストには、フリーダのように爆笑問題を陰で支えてきた太田光代が登場した。太田はビートルズについて「ビートルズが嫌いという人はいない。どんな人でも、どんな世代でも、ビートルズの話題でならば共通の話題になる。ビートルズの曲でどの曲が好きかという質問をするよりも、前期ビートルズと後期ビートルズはどっちが好きかという質問をした方が話題がふくらむ」とコメントしており、なかなかのビートルズ通ぶりだった。
『愛しのフリーダ』は、12月7日(土)より角川シネマ有楽町ほかでロードショー