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小室哲哉『スティーブ・ジョブズ』イベントでミニライブ

『スティーブ・ジョブズ』のジャパンプレミアが10月29日(火)、六本木ヒルズで行われ、初来日したジョシュア・マイケル・スターン監督が登壇し、小室哲哉がスペシャルミニライブを行った。

アップル社を創業し、2011年に56歳で亡くなったスティーブ・ジョブズは、現在のパーソナルコンピュータの元祖となったAppleIIを始め、Mac、iPod、iPhoneなどを作った実業家で、新製品を発表するたびにその驚異的プレゼンテーションで世界を魅了した人物である。この映画は、ジョブズの半生を没後初めて映画化した作品である。ヒッピー時代からiPodを発表するまで、アシュトン・カッチャーが忠実に演じている。

作曲家・ミュージシャンの小室哲哉は、普段作曲やライブなどでもアップル製品をずっと使い続けている。その縁もあって、この日初めて映画館でのミニライブが実現した。小室はiMacと3台のスタイリッシュなThunderbold Disprayを使って、自作曲であるglobe の「DEPARTURES」と映画のイメージにぴったりだと語る米ロック・バンド、イーグルスの「ならず者」の2曲をキーボードで演奏した。

小室は「『スティーブ・ジョブズ』だからアップルの製品を使ってライブをしているのではなく、本当に以前からアップルの製品を使ってやってるんですよ。ジョブズはミュージック・インダストリーの根底を覆して未来を作ってレボリューションを起こした人です。頭に思い描いたことを実現しようとする姿には共感します。ロック・ミュージシャンみたいな人ですね」とコメントしていた。

小室の演奏に満足したスターン監督は、ジョブズのiPhoneで小室を写真に撮って上機嫌。「ジョブズがこの世界がもたらしたものに対して、愛と敬意をもって映画化しました」と作品についての思いを語っていた。

ガレージから始まって、会社を世界一の企業にしたジョブズ。アシュトン・カッチャーの口から語られるジョブズのひとつひとつの言葉が心を揺さぶってやまない。Macintoshを発表するシーンの感動は圧巻で、アップルは改めて「クールな会社」と再認識させられる映画である。現在公開中。(澤田)

2013年11月5日 01時45分

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