ブンロク

WOWOWドラマ『LINK』大森南朋ら豪華キャストが織りなす群像劇

9月29日(日)、WOWOW連続ドラマW『LINK』の完成披露トークイベントが恵比寿で行なわれ、出演の大森南朋、田中麗奈、玉山鉄二、ミムラ、田中直樹、綾野剛、武田鉄矢、黒木瞳、そして、深川栄洋監督が出席した。

ブラジルで蝶が羽ばたくとテキサスで竜巻が起きるというが、『LINK』は、ひとりの行動が他の人の行動の原因となり、それがまた別のひとりの行動につながる。物語が次々と連鎖し、やがてスケールの大きな群像劇へと発展していく『LINK』は、全5話構成のオリジナルストーリーで、主役級のキャスト8人の豪華共演が大きな見どころである。

トークイベントでは、人と人の行動のつながりを描いた『LINK』のテーマにちなんで、最近思った「つながり」についておのおの語ってもらうことになった。

田中麗奈は、「人との共通点が見つかるとすごく嬉しいんですけど、私は久留米出身なんですけど、黒木さんと武田さんも福岡出身で、地元の話をよくしてくださって、よく地元の話題で盛り上がりました。自分が住んでいた思い出深い街に黒木さんと武田さんもいらっしゃったんだなというのが不思議な気持ちになります。こういうつながりも嬉しいですね」とコメントしていた。

武田鉄矢は、「最近、釣りを始めまして、これが野暮でして、へたくそで、フライ・フィッシュングなんですけど、木の枝にひっかけてばっかりなんです。先日、奥多摩まで釣りに行ったんですけど、500メートルくらいの管理釣り場でやってたら、横で3人の暴走族が釣ってて、誰が一番釣れるか賭けてて、その奥では地味なアベックが釣った魚を食ってて、縄文人みたいでした。僕と暴走族と縄文人がそこで釣ってたんです。あまり僕が釣れないもんだから騒ぎが起こって、おじさんたちが4人くらい、村長さんも出て来てくれて、”せっかく武田さんが来てくれてるから釣らせないと”と言って、魚をばらまいたんです。釣りじゃなくて流しそうめんみたいになった。さっきまで柄の悪かった暴走族のリーダー格も”おい、おめえら、釣りやめろ! 今武田さんが釣ってんだからよ!"と言ってくれたし、横のアベックも縄文人みたいな女の子が、”魚、焼けましたけど、食べませんか?”と持って来てくれて、釣れないという不幸がどんどんリンクして人間が優しくなっていきました。そのうち、下流の方から歓声があがってきたんですけど、それは当たり前だ。だって上から魚を流してるんだから。上流と下流の面白さ、そこが『LINK』に通じるかな」と独特のアリアで客席を爆笑させていた。

今までで最も役作りに時間がかかったという綾野剛は、「話は飛びますけど、箱根駅伝の話してもいいですか? ありとあらゆるプレッシャーを抱えた若者たちが、ただタスキをつなぐために人生をかけて走ってる。これって素晴らしくないですか? ぜひお正月はそのつながりを見ていただきたいです」と目をキラキラ輝かせながら駅伝の魅力を熱く語っていた。

大森南朋は、「主役をはれるこれだけのキャストが集まっていながら、僕が一番中央に立っていることはおこがましい気持ちです。僕を選んだWOWOWの勇気を讃えたいと思います」と謙遜していた。

以上、トークイベントでは、笑える話が多かったが、実際本編はもっとシリアスなミステリーになっている。WOWOWドラマを演出するのは初めてという深川監督は「全5話を見て、絶対にそれを見ただけの時間は損はさせないという自信だけはあるので」と力を込めていた。

WOWOW連続ドラマW『LINK』は、10月6日(日)午後10:00よりスタート。第1話は無料で視聴できる。

2013年9月30日 07時24分

新着記事

KIYOMASA君
KIYOMASA君
(ブンロク公式キャラクター)