ブンロク

『エリジウム』記者会見。あのマット・デイモンが来日!?

8月29日(木)、都内にて『エリジウム』の記者会見が行われました。『エリジウム』は、『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督によるSF最新作で、マット・デイモンがスキンヘッド姿で登場するのが話題になっています。この会見のためにマット・デイモンが来日しているとの情報を聞き、シネマガも取材してきました。

司会が「『ボーン・アルティメイタム』以来6年振りの来日となりますので、マット・デイモンさんは、今大変緊張していますので、優しく見守っていただきたいと思います」と紹介して登場したマットさん。スキンヘッドで、しかも映画と同じパワードスーツを着ての登場でした。でも、なんだか映画よりもちょっと太ったような気がするのですが・・・。

「まずは日本の記者の皆さんに一言ご挨拶をいただけますか」と司会。マットさんのためにそれを英語に訳す通訳さん。マットさんは通訳さんにウンウンとうなずいてから「ハロー、エブリバディ、ビー、ハッピー、トゥ、ヒア、ゼイ」とたどたどしい英語で挨拶しました。続いて「丸刈り姿でパワードスーツですごく気合いを感じるんですけど」と司会。マットさんはまた通訳さんにウンウンとうなずいて、ただ「バイ・ザ・ウェイ」とだけ答えて記者陣は爆笑しました。「日本に来た印象はどうですか?」と聞かれると「アイ・ライク・スシ、アンド、スキヤキ」とマットさん。

ここから急に日本語で喋りだしたマットさん。「脚本見てから、やる気出さなあかんなと思いました」とオファーを受けた日を振り返り、パワードスーツについては「やっぱトイレに行くときにチャックを外しにくいのと、これをつけてると手が洗われないという。ご飯食べるときもこれをつけてると食欲をなくしてしまうという」と感想を語っていました。

もうお気づきのように、この人、マット・デイモンさんではなく、ジミー大西さんでした。「僕、あの、さんまさんにも言われてたんですよ、お前マット・デイモンに似てるなと」とジミーさん。司会も「正直私も似てると前々から思ってました」と言ってましたが、たしかに、そう思っていた人は多かったようです。この仕事の依頼が来たときの感想については「すごく光栄やなと思った。やっと僕がマット・デイモンに似てるとわかってもらえる。本当に、男前やなと勘違いしてしまう。イメージアップやなという感じがします」とジミーさんも言ってました。

『エリジウム』を見た感想については、「突き詰めていったら、ちょっと科学的やなと思いました」と語り、記者陣を笑わせてました。映画では主人公の余命が5日間となっていますが、余命を宣告されたらどうするかと聞かれたジミーさんは「ちょっと放送禁止用語になってまうかな?」と言った後、言葉をひとつひとつ選びながらゆっくりと「焼肉店を貸し切って、綺麗なお姉さんたちを前にして焼き肉を食べたりとか、そして最後のトロ鉄火を食べたいです」と語っていました。

『エリジウム』という言葉は理想郷を意味しますが、ジミーさんにとっての理想郷は「65で年金をもらうことです。これ以上長なるとちょっと嫌です」とのことで、「はたはたはたはたはた、あれ?? はたはた、働かなくてもいい生活を送りたいです」とどもりまくって記者陣を笑わせていました。

だいぶ仕事をしていなくて、外国に行くお金もなく、今は毎日庭の芝刈りをして過ごしていたというジミーさん。久しぶりにお笑いの仕事ということで、ネタも色々考えてきたみたいですが、肝心のネタ帳を忘れてきて、ギャグを披露できず。最後の最後に「そうや、エリジウムのギャグ考えてきたんや」と突然思い出し、マシンガンを片手に「ダダダダーンダダーン」としてやったり顔を見せたのですが、記者は誰一人と笑わず、「ブランクあります」と言い訳していました。

マット・デイモンとジミー大西が似ているというのは、みんな心で思っていても、マット・デイモンのファンの前では言っちゃいけないことでしたが(ジミーさんには失礼な話ですが)、それをソニー・ピクチャーズが公式にやっちゃったところにこのイベント企画のすごさを感じます。『エリジウム』は9月20日(金)から公開です。

2013年9月2日 00時16分

新着記事

KIYOMASA君
KIYOMASA君
(ブンロク公式キャラクター)