ブンロク

ジュノンボーイ佐野岳の初主演映画『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』はロードムービー

8月27日(火)、六本木にて『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』の完成披露試写会が行われ、主演の佐野岳(21)、杉田かおる(48)、イッセー尾形(61)、古厩智之監督(44)が舞台挨拶を行った。

2011年のジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリに輝き、10月から放送する『仮面ライダー鎧武(ガイム)』の主演と、今人気急上昇の佐野岳が、ついに映画デビューを飾る。もちろん主役である。『ケータイ刑事』の丹羽多聞アンドリウが仕掛けた作品で、喜多川泰の原作『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』(略して『またかな』)を『ホームレス中学生』の古厩監督が映画化、佐野はくまモン好きの熊本の高校生「和也」を演じている。

「東京に行ってきた」と友達に嘘をついたことがきっかけで、嘘を本当にするために、ひとりで東京に行くことになった和也。ところが途中財布をすられ、おまけに帰りの飛行機にも乗り遅れてしまい、行き当たりばったりの旅をすることに。東京から熊本まで、ヒッチハイクをしながら、道中、様々の大人たちと出会い、叱られながらも、人として成長していく様子が描かれる、誰の心にもじんわりと響く、みずみずしい青春ロードムービーの誕生だ。

佐野は、「僕にとって初めての映画、初めての主役ということで、とても思い入れのある作品になりました。和也が成長していくと同時に、僕自身も人として役者として成長できる作品になりました」と挨拶したが、とにかく舞台挨拶で伝わってくるのは、佐野の素直さだ。舞台挨拶中でも、杉田とイッセーの意見によく耳を傾けていた。

杉田は「私、イケメンがあまり好きじゃなかったんですけど、佐野さんと共演してからイケメンもいいなって思いました。健気にがんばってる姿をみて、ちゃんと食べてるかなとか、今も良い役者になってもらいたいなとか、健康管理とか心配しちゃって、本当にお母さんになったみたい。初めて母性本能を感じました」とコメント。佐野の腕を握るなど、佐野のことが可愛くてしょうがないといった様子だった。杉田は泊まる場所もなく困っていた和也を部屋に泊めてあげる美人で酔っぱらいのお姐さん役という、男にとっちゃぁなんとも嬉しいシチュエーション設定だが、和也が彼女とどう接していくかは、映画を見て確かめてもらいたい。

イッセーは、「無我夢中のシーンの連続でした。趣旨さえ伝わればいいかと思ってアドリブもいっぱいやりました。一生に一度目が回るほど本当に大変で、実際に目が回りましたし、死ぬ気でやった作品です。今、完成披露試写会で、ここに立って挨拶していることが信じられません」と作品に出た手応えをしっかり感じていたようだが、その言葉に偽りはなく、作中イッセーの存在感は際立っていて、和也に人生の生き方を説くデコトラの運ちゃん役を好演している。

イッセーは、「長ゼリフの言い方、偉そうに岳さんにアドバイスしました。普段はアドバイスとか全然しないんですけど、岳さんにはしたくなったんですよ。これが岳さんの人柄でしょう。岳さんは素直すぎて怖いくらいです」と話していた。

佐野は、最後に「和也が色々な人に会って成長していく過程を見て欲しいです。出会う大人の人は何か問題を抱えている人で、それでも和也に”また、必ず会おう”と言ったキーワードの意味を感じ取ってもらえたらいいなと思います」としっかりと舞台挨拶を締めくくっていた。

「また、必ず会おう」と誰もが言った。』は、9月28日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋他全国ロードショー。

2013年9月2日 00時13分

新着記事

KIYOMASA君
KIYOMASA君
(ブンロク公式キャラクター)