舞台『真田十勇士』中村勘九郎、松坂桃李が忍者のヒーローに
8月27日（火）、舞台『真田十勇士』の製作発表記者会見が日本テレビ（麹町）で行われ、脚本のマキノノゾミ、演出の堤幸彦、出演の中村勘九郎、松坂桃李、比嘉愛未、加藤雅也、真矢みき、福士誠治、中村蒼、高橋光臣、村井良大、鈴木伸之、青木健、駿河太郎、石垣佑磨、加藤和樹、音尾琢真が登壇した。
『真田十勇士』は、2014年1月7日から東京・青山劇場で上演される時代劇の舞台。戦国時代の武将の中でも現在最も人気の高い真田幸村。大坂の陣で徳川幕府に滅ぼされることになる豊臣方で真田率いる架空の忍び集団の活躍が描かれる。
最初に日本テレビの取締役から挨拶があったが、「この舞台は、日本テレビ開局60周年の”特別な”作品なので」と何度もしつこいくらいに「特別」と力を込めて強調していたので、登壇者たちもくすくす笑っていた。堤も「そんなに特別な舞台だったんだ」とつぶやき、妙にプレッシャーを覚えている様子だった。
猿飛佐助役の勘九郎は「歌舞伎の家に生まれて、家に刀があって、子供の頃からチャンバラをして遊んでいました。猿飛佐助はあこがれのヒーローでした。大坂の陣は戦国時代でも大好きな時代です」とコメント、霧隠才蔵役の松坂は「僕にとっては初めてになる時代劇が舞台で良かったです。舞台だと長いスパンでやれるから」とコメントしていた。
ヒロインの比嘉愛未は、これが初めての舞台になるが、「初舞台なので、緊張しています。たった一度の初舞台、全身全霊でやりたいと思います」とかなり意欲的だった。
真田幸村役の加藤雅也は「多分この中で一番年上なのは僕だと思うので・・・」と言いかけるも、真矢みきから「違う、あたしが一番上よ」と言われて「え！？ そうなの！？」と首をかしげる場面もあったが、「歌舞伎界のスターと元宝塚のスターと共演できて幸せです」と話していた。
真矢は淀殿役で出演。「今日共演者の方々とお会いして、皆さんすごく勢いのある方たちで、今もこうしてカメラマンからすごい注目されてフラッシュを浴びて、圧倒されています」とコメント、「中村勘三郎さんが、本物の大坂城を背景に演出した舞台を拝見しまして、すごく印象的でした。今、勘九郎さん主演の舞台で、大坂城と運命を共にする淀殿の役を演じることに縁を感じています」と個人的な思いを語っていた。
舞台『真田十勇士』
【東京公演】2014年1月7日（火）～2月2日（日）青山劇場
【大阪公演】2014年2月7日（金）～2月19日（水）梅田芸術劇場メインホール
