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『モンスターズ・ユニバーシティ』監督来日、テーマは「夢」

6月26日(水)、『モンスターズ・ユニバーシティ』の記者会見が行われ、監督のダン・スキャンロンと、プロデューサーのコーリー・レイ、日本語吹き替えキャストの田中裕二と石塚英彦が登壇した。

本作は、2001年にアカデミー賞を受賞したピクサーのアニメーション映画『モンスターズ・インク』の前日譚を描いた作品。ストーリーはマイクとサリーの大学生時代にさかのぼる。これが長編第一作となるスキャンロン監督は「観客にマイクの夢を応援してもらいたいから彼の少年時代を描いたんだ」と語った。田中は「前作からもう10年以上経っているけど、これは世界一すごい映像だと思う」と大絶賛していた。

記者会見場では、マイクとサリーのイラストがあしらわれた着物を着たリポーターや、メイドの格好をしたリポーターなど、一風変わった女性たちが監督たちに質問を投げかけていたが、「私の着物の感想を聞かせてください」という質問だったり、「ナイストゥーミーチュー!」とやたら元気な甲高い声で挨拶したり、監督たちも少し苦笑い。回りをヒヤヒヤさせたが、彼女たちがことごとく石川県から来た媒体だったので、司会者が「石川県ってこんなにグイグイ行く県民性でしたっけ? イメージと違いますが。次の質問は石川県じゃない方でお願いします」と冗談を言っていたら、今度は隣の福井県の記者が質問して会場が爆笑する一幕があった。

マイクの夢は「怖がらせ屋」になることだが、それにちなんで、映画監督を目指す映画学校の生徒も記者会見を見学し、直接監督に質問をしていた。スキャンロン監督は「まずは小さなことをたくさん経験してください。それは将来の糧になります。あとは最大限の努力をしてください」と生徒たちにアドバイスを送っていた。

田中と石塚にも子供の頃の夢は何だったかと聞いたところ、田中は「ジャイアンツの4番になること」、石塚は「パイロット」と回答。スキャンロン監督が「マイク役のビリー・クリスタルも子供の頃は野球選手になるのが夢だったんだよ」というと、石塚は「じゃあサリー役のジョン・グッドマンはきっと子供の頃はパイロットになりたかったんだ」と言って笑わせていた。続いて「今の夢は何か」と聞かれると、石塚は「正月映画に出ることです・・・(会場沈黙)。夢があまりにもリアルすぎて、石川県と福井県の記者の方もドン引きしちゃってますね」と言って笑いを誘っていた。

記者会見には、たくさんの子供たちもお化けの格好をして参加した。田中が子供たちに将来の夢を聞いたところ、「病院の先生」、「お姫様」など、無邪気な夢がいっぱい出てきて、スキャンロン監督も思わず顔がほころびていた様子だった。スキャンロン監督は子供たちと一緒にカメラに向かって「ガオー!」と叫んで記念撮影。「君たち、とっても怖かったよ」と褒めていた。

7月6日(土)より、3D・2Dロードショー。

2013年7月1日 03時19分

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