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フランス映画祭2013 ナタリー・バイ、フランソワ・オゾンらが来日

6月21日(金)、有楽町にて、フランス映画祭2013のオープニングセレモニーが行われ、今年の団長を務めたナタリー・バイや、フランソワ・オゾン監督らフランス映画界の映画人18名が一堂に登場した。

今回で21回目となる同映画祭。今年も4日間でフランス映画を数多く上映。ナタリーは、壇上にあがると、大きな花束を受け取り、満面の笑顔で「東京に来られて感動で胸がいっぱいです」と喜びを語った。

ユニフランス・フィルムズ会長のジャン・ポール・サロメは、「今ここで携帯電話をいじったりメールを書いている人は一人もいない。みんな真剣にフランス映画を見るためにここに来ていることは素晴らしいことだ」とこの映画祭の意義について語っていた。

オープニング作品として上映されたのはフランソワ・オゾン監督の『イン・ザ・ハウス』。一人の生徒が書いた作文を読んで感銘を受けた教師が、その生徒の才能をのばすために特別に個人授業を始める話で、フランソワ・オゾン監督ならではの独特な話術でユーモラスに描かれた人間風刺がピリリと利いたコメディ映画である。

上映後、オゾン監督と主演のエルンストがティーチインに登場すると、オゾン監督は客席から「日本に来てくれて本当に嬉しいです」、「僕が世界一好きな監督に出会えてドキドキして倒れそうです」と熱いメッセージを送られていた。一方、美青年のエルンストは「映画の中では、僕の演じた役は作文を書くために他人の家に勝手に入っていましたけど、僕は想像力があるから僕なら他人の家に入らなくてもうまい作文が書けると思います」と言って笑いを誘っていた。

・オープニングセレモニー来場ゲストは以下の通り
ジャン・ポール・サロメ(ユニフランス・フィルムズ会長)
ギョーム・ブラック
マチュー・イポー
ジャン・クリストフ・デッサン
バレリア・サルミエント
ジャック・ドワイヨン
ルー・ドワイヨン
カトリーヌ・コルシニ
ラファエル・ペルソナーズ
フィリップ・ベジア
ジャン・フランソワ・シヴォディエ
ステファヌ・ブリゼ
エレーヌ・ヴァンサン
レジズ・ロワンサル
デボラ・フランソワ
リュディヴィーヌ・サニエ
エルンスト・ウンハウワー
フランソワ・オゾン
ナタリー・バイ

映画祭は24日まで。

2013年6月24日 10時34分

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