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『蒼白者 A Pale Woman』キム・コッピが登壇

5月17日(金)、オーディトリウム渋谷にて、『蒼白者 A Pale Woman』の上映イベントが行われ、常本琢招監督と、出演者のキム・コッピ、忍成修吾、宮田亜紀、木村啓介が舞台挨拶を行った。

『蒼白者 A Pale Woman』は、大阪を舞台にしたフィルムノワール。『息もできない』で日本国内でもキネマ旬報ベストテンの1位になるなど高く評価されたキム・コッピと『ヘヴンズ ストーリー』の忍成修吾が主演しており、キムは日本語、忍成は韓国語の演技にも挑戦している。

大阪を舞台にした映画を支援するシネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)からの助成を受けて作られたインディペンデント映画で、低予算ながらも、韓国の演技派女優を主演に迎え日本語と韓国語が入り乱れるなど、野心的な一本になっている。常本監督は、「低予算だからといって日常生活を描いたベタなものにはしたくなかった」と語っていた。

忍成は「日本語のセリフでも普段自分が言わない言葉を言うのは難しいのに、今回は韓国語だったのでちゃんと言えてるか不安でした」とコメントしていた。

キムのセリフはほとんどが韓国語だったが、回りが驚くほど日本語と大阪弁の上達が早かったという。この日の舞台挨拶でも、通訳が訳さなくても他の登壇者の言ってることをちゃんと理解していたようで、コメントを聞いてくすくすと笑ったり大阪弁でツッコミを入れて会場を和やかなムードにしていた。本作では激しい愛も描かれているが、キムは「自分にも少しそういうところがあるかも」と照れながら話していた。

『蒼白者 A Pale Woman』は、6月8日(土)より渋谷ユーロスペースにて公開。キム・コッピはこの作品の他に『クソすばらしいこの世界』(同日公開)にも主演しており、今後日本での活動が期待されている。

2013年5月19日 21時25分

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