業界人も予想外の大ヒット、日本と海外で『変態仮面』旋風が巻き起こる

4月13日(土)、『HK/変態仮面』が公開初日を迎え、新宿バルト9にて、キャストの鈴木亮平(30)、清水富美加(18)、ムロツヨシ(37)、安田顕(39)、福田雄一監督(44)、原作者のあんど慶周(44)が舞台挨拶に立った。
女性のパンティーをかぶることによって、エクスタシーに目覚め、潜在能力の100%を引き出せる正義のヒーローへと変身するという、20年も昔の漫画が今頃になって突然初の映像化。なんでも、この原作の大ファンという小栗旬の一言から映画化が決定して、こうして形になったというから、奇跡の映画化といえるものである。その点ではかなり本気で作ってある映画だ。この主役に大抜擢された鈴木亮平は、形といい柔らかさといい、見事な美ケツを劇中披露している。
初日は、客席は満席。たった12館のスタートながらも、関係者が想定していた10倍の好スタートを切っており、バルト9では毎回満員だというからすごい反響である。その証拠に海外からの注目度も高く、台湾の映画祭などでは外国人からも拍手喝采だったという。海外ではチケットは10分で完売。ニューヨークなど10近くの映画祭からオファーが殺到しているという。意外にも女性客が多く、カップルでゲラゲラ笑って楽しめるので、デートにもおすすめだ。
そしてこの舞台挨拶。過去これほど楽しい舞台挨拶があっただろうか。登壇したキャスト・スタッフたちは、とにかく生き生きとしていて、舞台挨拶を楽しんでいた。
鈴木は「1年で400羽も鳥を食べた。15キロ太ってから、そこからまた体重を削いで肉体を作った」とコメント。他のみんながいうには、鈴木は食事のときにウェイトレスに「この店で一番カロリーの高いものをください」と注文していたそうで、「レストランでこんな注文する人、他にいない」とムロツヨシ。意外にもカルボナーラが出てきて驚いたという思い出話に花を咲かせていた。
とにかく登壇者もこの作品に出られたことが嬉しくてたまらないという様子。鈴木も台湾に行ったときの思い出をとても楽しそうに振り返ってくれて、「こんなに大きな巨大看板があって、その横の『アイアンマン3』と同じ大きさだった」と自慢げに一言一言語るたびに観客が「おおお!」と大歓声をあげていた。
最後には観客にパンティーをプレゼントするおまけつきで、舞台挨拶は予定時間を大幅にオーバー。鈴木亮平がマスコミに向かって変態仮面のポーズをとったときの観客のはっちゃけぷりって言ったら、もう尋常ではなかった。
『HK/変態仮面』は現在公開中。チケットを買うときに言いやすいようになのだろうか『HK』というタイトルが頭に付いているが、ここは堂々と受付のネエちゃんに「『変態仮面』ください」と言ってもらいたいものである。