第22回たかの友梨エステティックシンデレラコンテスト2013
1月13日(日)、「第22回たかの友梨エステティックシンデレラコンテスト2013」の最終選考会がテレビ東京内のスタジオで行われた。
今年で22回になるこのコンテストは、たかの友梨ビューティクリニックで3ヶ月間の無料エステコースを経て、綺麗に変身した女性たち35名がグランプリを競うものである。グランプリに輝けば100万円、準グランプリは50万円、その他の部門賞には20万円が副賞として贈られる。
今年の応募総数は760名。そのうち書類選考に残った151名が第一次水着選考会で争い、勝ち残った68名がサロンにてエステを開始する。1ヶ月後の店長推薦選考会、2ヶ月後の第二次水着審査を経て、最終的に35名に絞られたシンデレラたちがエステ開始から3ヶ月後のこの日、最終選考会に臨んだ。
グランプリ、準グランプリは、剛力彩芽さん、永井大さんら審査員が厳正に審査して決定する。他に、コンテストの部門賞としてフォトジェニック賞というものがある。「フォトジェニック」の意味は「写真写りが良い」ということ。この受賞者を決めるのは私たちプロカメラマンの仕事である。そのため、私も僭越ながら取材しながら一審査員を兼ねさせてもらったので、緊張感をもってあれこれと、あれは良かった、これは悪かったと語り合いながらコンテストの行方を楽しませてもらった。
私がもっとも感動したのは、テレビでは放送されることはない休憩時間、彼女たちの普段の表情を見たことだった。本番ではみんな顔に緊張が見られたが、休憩時間ではみんな満面の笑顔で語り合っていて、その姿を見て癒された。このコンテストの目玉は、3ヶ月のエステでどれだけ変身したかということだが、参加者の多くは3ヶ月前まではぷくぷく太っていたのに、それがみんな10kg以上体重を落としている。痩せられたこと、目的を達成できたこと、やればできるんだということ。参加者全員自信に満ち溢れていて、幸せいっぱいに目がとてもキラキラと輝いていたことに感動をもらった思いである。
また、彼女たちは皆サロンの名前を背負って戦っている。彼女たちの戦いは、サロンの名前をかけた対決でもあるということだ。自己PRの時間にサロンの人たちに向けて感謝の言葉を送る人も多かった。客席にはサロンの先生も応援に来ていたが、受賞者が発表されると、応援してくれた家族はもちろん、先生方も本当に嬉しそうに拍手を送っていたのである。なんと暖かいコンテストだろう。一人だけの努力ではなく、まわりで支えてくれた家族たち、先生たち、みんなの努力があって受賞につながったということ。一人一人にドラマがあるから感動がある。
今年の特徴は、ミセスの参加が多かったことだ。ミセス賞という部門もあり、これにはひばりヶ丘店から加藤絵里花さん(27)が選ばれた。加藤さんは結婚しても自分が太っているという理由でまだ式を挙げていないという。3ヶ月前の写真を見ると顔からまるで別人のようだが、今ならウエディングドレスもすごく似合うことだろう。
私たちが選出するフォトジェニック賞の受賞者は、大宮本店から進藤綾乃さん(28)に決定した。進藤さんはグラマラスで写真映えが良く、プレス席でも評判が良かった。私も彼女に投票させていただいた。
涙を流しながら「シンデレラは私しかいません!」とまで語ったのは日大に通う大学生の燕なな子さん(20)。グランプリとまではいかなかったが、ドレス審査でのキラキラとした目の輝きに剛力さんも心を打たれたようで特別に「彩芽賞」という賞を授与されることになった。剛力さんは「具体的な夢や目標に向かって努力する姿は本当にステキです」とコメントしていた。
準グランプリには、自由ヶ丘店から堀江幸子さん(34)、名古屋マリオットアソシアホテル店から工藤彩也香さん(30)が選ばれた。2人とも主婦である。堀江さんは神田うのさんデザインのドレスで登場したが、2人ともドレス審査での存在感が際立っていたように思える。
グランプリに輝いたのは、福岡本店から矢幡瑞穂さん(29)だった。もともと体重は130kgもあったという。それがエステ開始時点では85.4kgで、最終選考に臨んだときには64.85kgまで減量していた。実に自分の体重一人分の減量に成功したわけである。この減量は参加者の中でも断トツであった。その努力が認められた結果である。グランプリの発表で名前を呼ばれた矢幡さんは、信じられないという表情で号泣しながら、たかの友梨さんから大きなトロフィーを受け取っていた。
コンテストの模様は、2013年2月3日(日)16:00〜17:15テレビ東京系列にてオンエアを予定している。(澤田英繁)