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『パッセンジャーズ』イベントに山本モナが白衣で登場

【ショウゲート】2月24日(火)、九段会館にて、『パッセンジャーズ』の特別試写会が行われ、特別ゲストとして山本モナさんが白衣を着て登場しました。

旅客機が事故で墜落。生き残った乗客はたったの5人。生存者のセラピストを勤めるアン・ハサウェイは、当事者の話を聞いているうちに、事故の報道内容に疑問を抱きはじめ、真相をつきとめようとします。

モナさんは「最初はサスペンスで、続きがどうなるかドキドキする。謎が解決しないまま次の謎が出て来て時間を感じさせません。すごく心に何かが残るような結末で、見終わった後ぼうっとしてしまうような映画です」と紹介しました。

司会者から「アン・ハサウェイにちょっと似ていますよね」と言われると、モナさんは「私なんか全然ですよ。私は演技ができないので」と謙遜していました。ちなみに筆者は映画を見ていてこのアン・ハサウェイに山本モナさんを投映してしまいました。今回のゲストにモナさんはズバリ適任だったと思います。

山本モナ2

内容についてですが、モナさんがトーク中何度も「言えないのが辛い」とおっしゃっていたように、筆者自身も、書きたいんだけど、でも書いちゃいけないんだというジレンマがありました。この映画を正当に論じるためには、物語の核心について触れる必要がどうしてもあるんですよ。恐らく賛否両論に別れるかと思いますが、このラストを見て、どのくらい余韻を引きずれるか、そこでこの映画の価値が左右されると筆者は思います。意外な結末という意味で話しができない結末というのではなく、考えさせる結末だから今ここで話せないという意味の結末とでもいいましょうか。

核心部分と関係のないところでは、やはりアン・ハサウェイの女性的な魅力について書いておかなければなりませんね。アン・ハサウェイって本当に美人さんですよね。映画ではセラピストとして、患者の自宅によく訪問するのですが、患者の立場からしたら、自分の部屋に美人の先生と二人きり、こんなシチュエーションですぜ、こりゃ好きにならないわけがない。先生としては患者とそういう関係になるわけにはいかないから、自分にそう言い聞かせて接しているわけですけど、それでだんだん好きになっていくわけで、そういうラブロマンスの要素が、普通の恋愛映画よりもよっぽど面白く作られていました。ミステリーの部分とは別にしてこの点も楽しめるのではないかと。

『パッセンジャーズ』は3月7日、TOHOシネマズ みゆき座(旧日比谷みゆき座)他にて全国ロードショー。(文・写真/澤田)

2009年3月2日 02時53分

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