『つみきのいえ』の長澤まさみが谷村美月に対抗?
【東宝】10月16日(木)六本木にて、DVD「pieces of love」シリーズの発売を記念しての試写会があり、「pieces of love vol.1『つみきのいえ』」ナレーターの長澤まさみさんと、「pieces of love vol.2『日にち薬』」主演の谷村美月さんが上映前にトークショーを行いました。
二人が会話をするのはここで初めて。谷村さんは尊敬する先輩とこうして一緒にイベントに出ることができて大感激している様子でしたが、人としても先輩である長澤さんは、自分に答えられない難しい質問を谷村さんに答えてもらうなど、いくぶんか押され気味で「私、先輩になれてないなあ。まずいなあ」とたじたじになる一幕も見られました。
女の子の初恋と失恋を描く『日にち薬』にちなんで、「男性のどういうところに惹かれるか」という質問があると、谷村さんは「作っていない自然な笑顔」と答えましたが、長澤さんはそれに対抗して「笑顔を作ろうとがんばっているところ」と答えました。谷村さんはピュアな恋心といった感じですが、長澤さんは母性本能といったところでしょうか?
『つみきのいえ』は、海面があがってくるために積み木のように家を建て増して生活している一人の老人の姿を描く感動作。水没した部屋を眺めながら、過去へ過去へとさかのぼっていく回想シーンが涙を誘い、どんなときも前向きに生きていく老人の姿が胸を打ちます。同作は、アニメーションの賞としては世界最高峰であるアヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞しました。「pieces of love」のDVDは2本とも10月24日に発売。
なお、イベント前には株式会社ロボット代表取締役社長・阿部秀司さんが「今後も大作だけでなく、短い作品も作って若い才能を発掘していきたい」と挨拶しました。映画ファンならROBOTを知らないはずがないですよね。
『つみきのいえ』のワンシーン。(C)ROBOT