インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
ジャパンプレミア開催!何もかもが最大規模!
ハリソン・フォードが大観衆を前に舞台挨拶!
前日の記者会見に続き、6月5日(木)国立代々木競技場にて『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のジャパンプレミアが開催されました。来日ゲストとして、主演のハリソン・フォード、共演のカレン・アレン、製作総指揮のジョージ・ルーカス、キャスリーン・ケネディ、製作のフランク・マーシャルがレッドカーペットを歩き、舞台挨拶をしました。
今回のシネマガ情報局では、この華やかなるジャパンプレミアを読者の皆様にも疑似体験していただくため、出来る限りイベントの模様を詳しくレポートいたします。
このジャパンプレミア、すべてのスケールが他とは桁違いでした。何しろあの『インディ・ジョーンズ』の19年ぶりの新作で、ハリウッドのセレブとしては5本の指に入るといわれるハリソン・フォードとジョージ・ルーカスの両名が来るわけですから、注目度からして桁外れでした。まさにこれは日本の映画史に残る一大イベントとなりました。
特大スクリーン
特筆すべきは上映する会場の大きさ。まるでどこかのロック・コンサートであるかのようなビッグスケールです。会場の写真を見てもわかるように、スクリーンのサイズも超特大。こんなに馬鹿でっかい画面で見られるのですからこの日会場に来た人達は本当に幸せ者ですよ。
競技場の方も遺跡をモチーフにした装飾に彩られていました。原宿口前には長いレッドカーペットが敷かれ、雨にも関わらず、ファンの皆は何時間も雨にうたれながら来日スターの到着をいまかいまかと待ち構えていました。インディ・ジョーンズのコスプレをしているファンの姿もあちこちに見られました。
屋内の予定が急きょ屋外に
実はこの日、レッドカーペットでのフォトコールは屋内でする予定だったのです。マスコミ陣は直前まで屋内でスタンバイしていたのですが、「インディには外が似合う。ファンも雨の中ずっと待っていたんだ。ぜひ外でやってくれ」というハリソン・フォードたっての願いで、急きょ屋外で実施することに。マスコミ陣はスタッフにブーブー言いながら外で待機。雨でカメラも服もびしょびしょでした。ファンもマスコミも雨のなか長いこと立ったまま待たされました。
やがて日本のゲストが会場に到着。数え切れないほどの著名人たちが招かれ、インディの帽子をかぶってレッドカーペットを歩きました。大阪を代表して「くいだおれ太郎」が出てきたときにはギャラリーから笑いと喝采が起きました。(あまりにもゲストが多すぎて、フィルム枚数の都合上、僕はゲストの半数しか撮影できませんでした。下のサムネールをクリックしてみてください)
テーマ曲のファンファーレに乗せてスター登場
そして来日スターの到着。高級車からハリソン・フォードが出て来たところで、待機していたブラスバンドによるテーマ曲の演奏が始まりました。ここでギャラリーたちの興奮は最高潮に達し、ケータイで写真を撮ったり、『レイダース』のパンフレットにサインをせがんだり、もう大変な状態です。ハリソン・フォードはゆっくり歩いて、ファンの一人一人にサインして、報道陣のインタビューにも真摯に答えていました。レッドカーペットで待っていたファンは会場に入れなかった人たちらしいですが、サインももらえて、むしろ中よりもお得だったかも?
さて、場所は変わって会場内。スタジアムはもちろん満席です。司会は襟川クロさん。スクリーンにはレッドカーペットの一部始終が襟川さんのアナウンスで中継されていました。インディ・ジョーンズの成りきりコンテストもあって、観客から1名ベストドレッサーが選ばれました。
舞台挨拶前のパフォーマンスもお金がかかっている感じで、妥協を許していません。天井からスタントマンがターザンのように鞭を使って鮮やかにステージまで舞いおり、クリスタル・スカルを台座に置くと、物凄い轟音が場内に響き渡りました。そして、まばゆいレーザー光線とスモークの中、遺跡を模した壁の扉が開き、ついに来日スターが客席の前に姿を現しました。来日スターは、客席からの物凄い歓声と、マスコミ陣による無数のフラッシュにつつまれました。撮影が禁止されているのにも関わらず、ここぞとばかり客席からも写真を撮る人が多く見られ、司会は「写真はダメ。みんなが撮るのをやめるまで次に行きませんよ」と強めに注意しました。
フォードとルーカスの息のあった即興ジョーク
舞台挨拶では、ジョージ・ルーカスが「日本には何度も来ているが、今夜は今までで最もエキサイティングな夜だ」と語った後、「このシリーズにはアクション、ロマンス、コメディ、いろいろな要素が詰まっているが、最も重要なのはハリソン・フォードが出ていることだ」と主演スターをおだてると、フォードの口もとがニヤっとなって、ポケットから裸のお札を取り出すなり、こっそりルーカスに手渡しました。場内は大爆笑です。他にもフォードが「お願いだから僕が動けなくなる前に新作を撮ってくれ」とルーカス御大の前にひざまずく一幕もあり、さながら2人のショートコントのようでもありました。
20分ほどで舞台挨拶は終了。会場が暗くなり、映画が始まると、最初の「ルーカスフィルム」のロゴのところで会場内から拍手喝采が巻き起こります。客席の熱気も尋常ではありません。今思えば、この日何も事故がなかったのが不思議なくらい空前のジャパンプレミアでした。(2008/6/5 レポート・澤田)
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』は6月21日(土)より全国ロードショー<14日(土)・15日(日)先行公開>(配給:パラマウント・ジャパン)
ジャパンプレミアに行った気分になれる写真特集
画像をクリックすると拡大表示します。(撮影・澤田)