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ロブ・ライナー監督が映画人生35年目にして初来日、ラーメン、そば、うどんに大満足

1月31日(木)、スペースFS汐留にて、『記者たち〜衝撃と畏怖の真実〜』のジャパンプレミアが行われ、初来日したロブ・ライナー監督の舞台挨拶が行われた。

『スタンド・バイ・ミー』、『ミザリー』、『最高の人生の見つけ方』などを手がけたロブ・ライナー監督は、映画監督人生35年目にして意外や今回が初来日である。

ライナー監督は「ずっと日本に来たいと思っていて、やっとその機会に恵まれた。僕の作品の中で、一番自分に近い作品が『スタンド・バイ・ミー』なんだけど、それが日本でヒットして、暖かく迎えられていることを知っています。僕のバケットリスト(死ぬまでにやりたいことを記したリストの意味で、『最高の人生の見つけ方』の原題でもある)の”日本に来る”という項目にやっとチェックすることができたよ」と挨拶。

ライナー監督は日本旅行も満喫したようで、「箱根のホテルに泊まって、京都にも行ったし東京も楽しんだよ。日本食は本当にうまいね。寿司、天ぷら、それから僕は麺類が大好きで、ラーメン、そば、うどんをたっぷり食べた。だからほら、お腹がこんなに出てしまったよ」と言ってお腹を見せていた。

『記者たち〜衝撃と畏怖の真実〜』は、実話をもとにした作品で、4人の実在の記者が、政権が押し付けて来るプロパガンダに対抗し、イラク戦争の真実を報道する姿を描いている。ライナー監督は「ジャーナリズムは真実を追求し、一般の方に届けることができなければ民主主義は成立しなくなる。毎日、記者本人が撮影を見にきてくれて、ここはこうだったとか詳しくアドバイスしてくれたから、すごく信ぴょう性のあるリアルな作品になっていることは見て分かってもらえると思う」とコメントしていた。

今年『最高の人生の見つけ方』が日本でもリメイクされるということで、それについて犬童一心監督と主演の吉永小百合、天海祐希にメッセージをお願いされると、「ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンがそうであったように、撮影をめいっぱい楽しんでください。そうすると良い映画になります」とエールを送っていた。

最後に、映画を作る上で心がけていることについて問われたライナー監督は、「フランク・キャプラ監督の言葉だけど、上映時間2時間を無駄にしてはいけないんだ。我々が地球上のいられる時間は限られている。そのうち2時間を割いてくれるわけだから、その時間、お客さんを楽しめせ、考えさせなければいけない。お客さんには何かを持ち帰ってもらえるように心がけて作っているよ」と語っていた。

『記者たち〜衝撃と畏怖の真実〜』は、3月29日から公開。

2019年2月1日 07時49分

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